由縁のお気に入りの歌一覧
名鈴
あはれよだか 言ひくたされて 追ひ棄たれ 雲居まで越し 星となりゆく
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舞
風邪を病む妻の背さすり腰さすり他にすべなくただオロオロと
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灰色猫
珍しい本を扱う古書店のワゴンセールに私の歌集
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源 漫
若ければ金入れ撫でて飯代を思ひながらも花鳥を恋ふ
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灰色猫
数センチほどのタナゴ釣りへゆく指揮棒みたいな釣り竿もって
13
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コタロー
投稿歌添削されて下手なりに雜誌に載ればそれで幸せ
7
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名鈴
従ふや くさかや姫の 理に 小さき種も 並び文を成す
7
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車男
ジリジリと大蛇が獲物締める如くこの身はさらに強張りゆけり
4
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灰色猫
泡沫の詠み人しらずの私には辞世の句など降っては来ない
6
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千映
信楽焼きたぬきが寒いというもので吾のセーターで帽子を作る
6
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ななかまど
故郷は出てゆくところと若き日は帰るところと生かされて今
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灰色猫
まだおまえ散りたてなんだな艶のある林檎のような香りの落ち葉
13
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円子マルコ
孤独なる三十一文字の絶叫よ君に会いたい今すぐ逢いたい
8
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円子マルコ
明日を生く 糧さえ欠いた この身にも まだ君がいる ただ君がいる
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吉野 鮎
忘れかね岬にたてば水漬く屍土砂降りに醒め永き葬列
5
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源 漫
魂極る命の病みし君とまた逢ふよしもがな三途の川に
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へし切
武士のこころを見たりたたら鉄 出雲の里に春は来にけり
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蓮見
もしもまだ ほんの少しの後悔で君の岸へと たどり着けたら
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横井 信
予報より早く降り出す雨の夜 まだ鶯の声を聞けない
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秀峰
心地よくつづく雨音聞き酔へば春の兆しのにほひ吹き行く
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