ふるはらのお気に入りの歌一覧
村上 喬
本日は、いかにも初夏!って感じだね 君の涙も乾くといいね
22
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詠み人知らず
そらまめのさやの内部のふはふはのやさしさのなかにつつまれてゐる
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詠み人知らず
夜汽車乗り逢坂の関越えて朝乗り込むひとの語尾やわらかく
9
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金魚藻
長らくの無沙汰を詫びる術もなく菓子に頼りぬ 君はわらうか
3
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ほの香
ふたつなき恋をしている春の日のまどろみの中おとめ座のひと
23
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村上 喬
廃駅のベンチに独りおる我にアメイジング・グレイスの降る
14
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民谷柚子
好きだった 「だった」に強いアクセント置いて謝るおまえが好きだ
6
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住川幸
さようなら次にあなたが咲くよりも先に去ります街を、モクレン
5
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村上 喬
この雨を両手で受けて寂しいと呟く君へわたすパラソル
18
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村上 喬
さよならの方程式を解きながら穏やかなだけ そんな小春日
46
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へし切
風なくも独りゆらゆら独活の花あらぬ喩えも知らぬげに揺れ
33
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舞
通勤の駅に降りずに地下鉄の先なる闇に溶けてゆきたく
10
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紫草
冷えびえと凍てつく夜にのら猫は月の兎にもの言うごとし
20
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村上 喬
境内の木陰に二人寄りそえば世界を覆い蟬時雨ふる
20
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希
久しぶりって笑いあう日のために離す手のひらの温度は、雪
4
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住川幸
上掛けが朝まで載っていたら冬 ベッドの下に落ちたなら春
22
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まぽりん
君が名をなぞる夜汽車の窓越しに天翔けてゆく星の子の群れ
45
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光源氏
冬の夜の暗き寢屋戸で泣き伏せどやがて夢見の春が來るらむ
17
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舞
虫の音に心もまかせ酔うままにゆらり揺られて月まで行こうか
7
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紫苑
たまゆらの藍のはかなし萎れゆくあさがほの蜜くちに含めば
18
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