翡翠のお気に入りの歌一覧
紫草
眠り来ず指を折りつつ歌を詠む しばし微睡みするりと忘る
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紫草
冷え性の指先そっと充ててみる 愛しき主人寝息乱れず
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とまと
クリスマス 今年もいつものメンバーで「でも、来年こそ、」柚子だけに言う
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とまと
真っ白いケーキは嬉し恥ずかしい、ろうそくはもう一気に消さない
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紫苑
もの言へば干割れてさむき唇に「忘れないで」を禁忌とすべし
10
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紫苑
幾重にも重ねし嘘の褪せぬ赤マニキュアは瓶の底に化石す
10
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舞
貴女へとその黒髪へと降る雪の白ひと色の吾れとなりたく
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舞
背の曲がる夫婦がともに支え合い並木を歩む木洩れ日を受け
8
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キリノ
遮断機が下りた夕刻ぼくたちは世界が壊れるその音を聴く
20
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キリノ
指先を濡らす雫の冷たさに受話噐下した冬の待合
7
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キリノ
忘れざる時代閉ざした銀板に眠る永遠あの日のスピカ
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浅草大将
雪野辺になほ妻とへる影みえて風よりいたき小牡鹿のこゑ
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浅草大将
あしひきの山またやまをふる道も冬凪ぐ海をみくまのの旅
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まるえふ
今僕が僕を殺した瞬間に音をたて去る真白き翼
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まるえふ
有難う嬉しいような寂しよなこの十年大切に生きる
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まるえふ
鞄置き扉を開けて鞄持つまだ道の無き四十路見つめる
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恣翁
灯儚き仮寝の宿に 臥して聴く 細雨に 疲馬の秣嚼めるを
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恣翁
灯火に 膝抱ふれば 影添ひて 今宵 異郷に冬至を送る
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七色コイン
僕はねえ、方向音痴なんだけど、道化の君は反対を指す。
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七色コイン
凍てつく夜、薔薇の香りを吸い込んで、路頭に迷う。君に酔ってる。
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