詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
山の端に明かりの残る夕暮れの街には冬の風の静けさ
14
もっと見る
藤久崇
蟷螂の 香炉に骸を 晒せれば 倶に弔わむ 虫も聖も
7
もっと見る
名鈴
魂きはる 君を命と 思ふ我を 身身とならせよ 来たる春にも
12
もっと見る
茂作
なんの杜 川とも知れぬ反り橋の 朱にも負けず燃ゆる紅葉
13
もっと見る
舞
エクセルの画面に飽きてはぐれ雲眺め吐息す窓際の席
6
もっと見る
名鈴
玉くしげ 再び見ゆる その日まで 契りし心 頼み待ちなむ
11
もっと見る
ひげじぃ
ささくれを逆に抜くごと生きたりき 気づくが遅き自らを責む
11
もっと見る
きくゑ
薄野や朝陽浴びをり悠々と啼く波穂先うぶ毛の如し
5
もっと見る
音弥
嫁が好く芋クリ南瓜は食い飽きてマツタケだけは飽くにも無縁
12
もっと見る
へし切
渋らねばお国の借りは増すばかり 待たぬに来るは破綻にありける
9
もっと見る
御宿川蝉
葉の落ちし 枝に殘れる 柿の實に 小春日和の陽の暖かき
11
もっと見る
名鈴
形見にと 交はす衣と 玉の櫛 いづれの時に またも逢ひ見む
11
もっと見る
横井 信
柔らかな雨は大地を湿らせて秋の刈田に揺れるひこばえ
15
もっと見る
KEN
昨夜の酒 醒めやらぬかも 小春日の晝 ほの痛き 頭を巡る 旅人牧水
14
もっと見る
茂作
茅葺きの家の圍爐裏に薪を足し 翁が語る芭蕉の旅路
14
もっと見る
河のほとり
いとはるる身はこの里に住むものを帰る宿なき心地こそすれ
9
もっと見る
河のほとり
手もたゆく野中の清水わが汲めど心を汲みて知る人ぞなき
12
もっと見る
河のほとり
たづぬれば昔ながらに見ゆれども今は主なき宿ぞさびしき
8
もっと見る
河のほとり
浦波は聞きし音にも変はらねば昔にかへる心地こそすれ
10
もっと見る
朝比奈
川岸に冬の夕日のさしやなぎ枯れうらぶれる影ぞわびしき
14
もっと見る
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[670]