紫苑さん
のうた一覧
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李白にも薔薇の詩ありとひとのいふ月月粉のまろきももいろ
平成二十二年一月二十二日
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「憶東山」 不向東山久(東...
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こころせで肩を支うるひとあれば惑へる夜もうたを詠みてむ
平成二十二年一月二十二日
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「こころせで」…… 心しないで...
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愛しきやし風にふるへる蔓のさき白き豌豆手に包みをり
平成二十二年一月二十一日
6
白いスイートピーの花言葉: 優...
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縁あり出逢いてもなお救い得ぬ命ありけり「ハゲワシと少女」
平成二十二年一月二十一日
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動機や対象を問わず、救える命とそ...
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夕まぐれ青きユッカの切先は南の風にかすかにふるえ
平成二十二年一月二十日
6
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堰きあえぬ流れ身裡に重りゆき血色の椿ひそと自裁す
平成二十二年一月二十日
8
紅椿。潔いというよりは重いものを...
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脆くとも絲たぐり寄せそを綯ひて思ひつなげば汝生きくれよ
平成二十二年一月二十日
9
「生きくれよ」は太宰の「人間失格...
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手に熟れる丸みを纏へあたらしき土のうつはに白き洗礼
平成二十二年一月十九日
8
新しい土ものの器(陶器)は、使う...
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傷心の蒼きひたいに口づけよなべてを拭え雪のひとひら
平成二十二年一月十九日
7
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春まだきうつし世の風を知らぬげに黄のフリージア我に微笑む
平成二十二年一月十八日
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真珠母のおもてを穿つ漆黒は無垢の毒薬コクトオの指
平成二十二年一月十七日
6
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角糖に染まりて歪む我を視つ(ありがとう歌を詠ませてくれて)
平成二十二年一月十七日
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泥濘に歩の重るとも消えやらぬ熾火まもりて歌を詠ままし
平成二十二年一月十七日
6
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散華せむ真紅の薔薇を夢やぶれ胸の焔の消え果つるとき
平成二十二年一月十六日
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「ヴィクトル・ユーゴー」はメイア...
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氷盤を割る音のごと白鷹の張りつめしさま蒼穹に映ゆ
平成二十二年一月十六日
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木についていたプレートで名前を知...
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冬闇に素足晒せばしんしんと鎖骨の窪み浸しゆく蒼
平成二十二年一月十六日
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蝋梅の浅黄の衣はしどけなく香のみ纏ひて吾を誘ひけり
平成二十二年一月十五日
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薔薇の実を掌にころがせりげに丸く息づきもせで棘もつ我は
平成二十二年一月十五日
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台詞めく語のあはひ鱗のかがよふ湖を訪ふひとは誰そ
平成二十二年一月十四日
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美しきものもあるだろう 蒼空の果て微かに響くサリュー・ダムール
平成二十二年一月十四日
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「Salut d'am...
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