凌霄花さん
のうた一覧
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連なりし三座に煙り立ち昇り狼煙の如き吉備路の浪漫
令和四年八月二十一日
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びっくりしました。 雨上がりの...
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五月夜の母の願いもそのままに遺影はどこか不満げである
令和四年八月三十一日
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五月のお月様の綺麗な夜病床で母は...
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在りし日の夫褒めし絵と思い出を辞世としたくも未だ叶わず
令和四年九月一日
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県境の明地峠を少し行ったところに...
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死後の世のありやなしやとひとり問う無にきすならば恐怖遠のく
令和四年九月十四日
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逝く空に桜の花があれば良い… ...
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雲ゆきてはるか出雲路萩桔梗風涼やかに愛し秋に舞う
令和四年九月十六日
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出雲路に秋が来た。 三瓶の山並...
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廊下三つ 照ろうか降ろうか 雲ろうか空の忖度 晴れのち曇り
令和四年九月二十四日
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暑さ寒さも彼岸まで…自然の摂理は...
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風立ちて笹の葉まるで蟷螂の形して見せる威嚇のポーズ
令和四年十月一日
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秋の空高くして心地よい爽やかな風...
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時雨来て狭庭に秋を引き寄せし四季咲きの薔薇の馨り微かに
令和四年十月五日
10
年経るごとに時間の過ぎるのが早く...
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元気でるよ 絶対絶命 分けて読む 糸色 体 糸色 命
令和四年十月十四日
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今朝の新聞の拾い読み…日本語の素...
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ワープロを揺すり起こして活いれて試運転試す庭先百舌鳥の声
令和四年十月十五日
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古希の蛮勇奮い立てたは良いが…形...
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友達は大自然だと強がりを言って火起こす一人のキャンプ
令和四年十二月六日
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アウトドア派には、冬もまた楽しみ...
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回覧板入らぬポストにストレスを溜めて血圧乱高下する
令和四年十二月二十三日
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回覧板回ってくるたびに血圧計が跳...
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言うまいと思えど悔し老いの坂あと十歳の若さが欲しい
令和五年一月八日
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「元旦や冥土の旅の一里塚」…まさ...
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テーブルに小さく大きく円を描く痛み止めのんでまた円を描く
令和五年一月二十三日
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骨折の部位の固定は二週間もしない...
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老いてなお苦手意識の一番はゴミ出しの朝の井戸端会議
令和五年十月五日
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できれば避けて通りたいものである...
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ドクダミの足湯試せと散歩人の言う急ぎ摘む手に露こぼれ落つ
令和五年十月七日
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猛暑日続いたこの夏の猛夏に堪えた...
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君知らぬ六年が過ぎし狭庭に紫陽花の蕾優しく愛らし
令和四年五月二十九日
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年々歳々梅雨の走りには紫陽花が今...
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昏れなずむ夕景の中影長く五層の塔は茜に染まる
令和四年六月十五日
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国分寺の五重の塔は、吉備路を代表...
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雨雲の扉も厚く鬼ノ城の姿も見えず寂かなる朝
令和四年六月十六日
9
雨雲厚く垂れ込めて、残念ながら鬼...
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水無月の空一面の梅雨雲にほほ笑みかえす紫陽花愛おし
令和四年六月二十五日
9
少し遅れて咲いた一輪の紫陽花…だ...
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