夕桐さん
のうた一覧
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せせらぎの水車のほとり赤錆の 石と見違ふ沢蟹ぽつり
令和三年六月三十日
7
水車のそばで目にした沢蟹は 赤...
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宵闇に二階囃子の聞こゆれば 京の夏こそ色に出づらし
令和三年七月十七日
7
囃子の音が聞こえると京にも 夏...
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能樂の般若の面も山姥も 近江女の胸に隱るる
令和三年八月五日
7
どんなに美しい女性であったとして...
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千年も樹齡が經てば自ずから 神ぞ宿りし聞き咎むらし
令和三年八月五日
7
千年も時を経た樹は、自ずから ...
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九天の落つる瀑布に身をゆだね 眞澄みの龍と昇りなるらし
令和三年八月七日
7
天空の高い処から落ちる滝に 身...
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名をば捨て添ひ遂ぐる文徒らに 素秋の月の桂こそなれ
令和三年八月十四日
7
名を捨てて一緒に添い遂げようと ...
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三味線の荒波越ゆる沖つ櫂 木霊する音ぞ里見えつらむ
令和三年九月十一日
7
荒波を漕ぎ出すような三味線の木霊...
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秋高し茅葺き屋根の息吹さす 白川郷の野草茶かをり
令和三年九月十二日
7
白川郷の茅葺きは野草茶を燻った香...
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かの星は君の鶴翼の陣のやう 三日月浮かぶ樓閣の舟
令和三年九月十五日
7
絢爛な舟の彼方の星たちは、貴方の...
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山の端に雲間隱るる望の夜の 月桂冠に噎ぶ馨かな
令和三年九月二十二日
7
せっかくの望月も雲間に隠れて観え...
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長月の雨乞ひの舞ふ白拍子 照葉もみぢの色に出づらむ
令和三年九月二十二日
7
白拍子の雨乞ひの舞は紅葉の色も染...
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ぬばたまの昨日と違ふ言の葉を諳んじるごと細雪なり
令和五年一月二十日
7
日々雪の予報を見ながらため息をつ...
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千万の顏に施す化粧より 心根さらす鏡ありなむ
令和三年六月二十七日
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様々な顔にする化粧よりも、 自...
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吉祥の扇の際に華添はる 願ひ書きたき虹の帶かな
令和三年七月一日
6
扇に和歌を書いて想い人と 交わ...
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紫陽花の褪する色にぞ身をまかせ 青磁に揖保の絲業りまほし
令和三年七月八日
6
日毎褪せていく紫陽花のように ...
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水晶の數珠の如きかき氷 又無しことのさはやかならむ
令和三年七月十一日
6
平安貴族にとってでかき氷は、初夏...
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竹筒を下に流るる素麺の 霞みに蕩けば爽やかならむ
令和三年七月十三日
6
竹筒を流れる素麺は、霞に蕩けてな...
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日も暮れば心許なき虫のこゑ 通りゃんせの輪噦り上ぐやも
令和三年八月二十一日
6
日も暮れて虫の鳴き声も聞こえてき...
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人影の跡絶えた町の赤ポスト 出せぬ隨まの秋扇かな
令和三年八月二十七日
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貴方にあてたお手紙も出せぬまま ...
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濁り江の世の際羽振る秋燕 孤高の空と思ひゆるかも
令和三年九月五日
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混沌としたこの世の時を秋燕が飛び...
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