御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
さいおん
此宵 背子獨之 還左尓 仰見鴨 臨照月乎
7
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ひげじぃ
温泉の湯気に吐息はまぎれこみ露天のぼりつ星々に消ゆ
12
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名鈴
一日経ば 三年も待てる 心地して 忽ちに来る 千五百秋かな
20
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茂作
作りごとなれども哀し山の奧 靜まり建てるおしんの生家
12
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灰色猫
筋書は復讐だったはずなのに森へと消える恋になるとは
7
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灰色猫
お互いに互いの安否を気づかって寄り添う木々が焼き捨てられる
14
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河のほとり
富士の嶺の白きを見れば荒磯の波も雪かとまがへつるかな
10
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うすべに
石段をのぼる鈴の音秋の空 若い遍路のはなやぎひびく
5
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KEN
実も知らず 霜に打たるる 高砂の 尾の上の花の 墮ちて哀しも
13
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へし切
小春日の 陽ざしの如く穏やかに ひとり遊びに今日も暮れゆく
15
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葛城
あると来てみれば何処にも見あたらず失せて寂しき冬茜かな
11
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舞
縄文の土器には残る火の記憶遠きひとらの同じ営み
10
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朝比奈
燦爛たる紅の色も荘厳に人足絶えぬ午後の参道
13
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茂作
思ひやる心は無くも音もせず 一人訪ねて我を待つ君
11
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横井 信
しんなりと落ち葉に揺れる朝露の冬のひかりに色づくみかん
10
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KEN
由無しに 胸に散らかる 思ひかも 風掃き溜める 夜道の枯れ葉
9
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恣翁
カラタチの垣に掛かれる蜘蛛の網を 紅く染めたる車の尾灯
13
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舞
帰らざる眠りにつきし父母の語りかけ来る虎落音の風
8
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夕桐
鳥居抜くおぼつかなき子の背に揺れる 揚羽蝶よ澄んだ空へと
6
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夕桐
帯の間に隠剣や七五三 おぼめかしき空笑ひかな
5
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