御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
茂作
墨衣 教へ導く雲水の 結ぶ印は白魚に似て
13
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横井 信
またひとつ暦は進む明けきらぬ夜の嵐の名残りの雨に
10
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うすべに
かたい芽にまた来る春の夢詰めて 桜の枝はもがり笛吹く
6
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ひげじぃ
山を駆け川に遊びし在りし日の男の子の矜持、肥後守なり
9
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シダ
うみしよの波の打つ身とうきたればつきの白きに何をか見ばや
5
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舞
時雨降る夜半に静かな独り酒人に知られぬ白玉を愛で
6
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朝比奈
歌詠みの各々にあるスタンスと尊重すべきポリシーを聞く
19
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橘
追い打ちをかける曇りの空の下早い黄昏街を覆いぬ
13
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うすべに
一陣の風もともだち 子供らが枯れ葉追いかけあげる歓声
10
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名鈴
旅居する 夫が消息 はつかにも 聞かせよ空を 渡る鳥ども
20
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萱斎院
とぢぬればまがきのあきに霜ふりて うちふす袖にしむ鳥のこゑ
7
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舞
埋もれ火のまだ残るかと炎たて触れては偲ぶひとの面影
4
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茂作
墓參り能登の海には二重虹 眠れる人のお禮とぞ云ふ
11
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萱斎院
わたるよに思ひ出づるや過ぐるひの 見し月わびて松風ぞふく
6
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名鈴
落つるより やがて冷えゆく 涙かな 一人寝を寝ぬ 冬の夜寒し
16
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渡 弘道
秋深し蔦のバス停時刻表旧尋常小学校前
3
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ななかまど
末枯れゆく休耕田の雑草に一炊の夢さめたるを見る
10
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うすべに
吹きわたる北風の笛 枯れ葦の光の隙間に蒼鷺の影
6
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トウジさん
時花はさるならざればゑむなきや季よしなしに妻恋ひ狂ひぬ
4
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KEN
百舌鳥どもの 散らし殘した さくら葉の 赭寒々し 新嘗の朝
13
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