横井 信のお気に入りの歌一覧
名鈴
幾万の 本や主を 失ひて 傾るるほどに 震へ泣くらむ
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千映2
君のため歌った声は普段より不思議に愛しく優しく出でる
5
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音弥
形変え名を変え品変え顔変えた出戻りだらけの輪っかの分厚さ
5
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御宿川蝉
圖書館の 本の匂ひに 包まれて 菩提樹の花 散るを眺めつ
14
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桃山
進むべき道をさまたぐ神の意志に従いて行く望みと変えて
11
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葛城
夏の夜を二人渡りて小島磯朝まで釣りしメバルばかりを
11
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舞
抱かれてただ懐かしく頼もしく眺めて飽かぬふるさとの山
9
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舞
石を持て追われるごとき故郷も吾をも抱く安達太良の山
3
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Proverbe
黒犬に噛まれて怖じる赤犬に 必要以上の用心無用
5
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び わ
お陽様が聴こえぬ吾に声をかけ手話の単語に負けないように
6
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つばす
めまいしてスイス旅行中止した 行けるといいねコロナ禍明けに
3
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詠み人知らず
薄明かり 太陽が照らす カーテンに 忙しい日々の 始まりを告げる
5
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夕夏
おりひめをみつめわたれずあまのがわながれぼしへとねがいをこめる
1
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灰色猫
屍に心をひとつ埋め込んで愛してくれと泣いていたんだ
8
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水海はるこ
紫陽花の青いつぼみの花束と一緒に雨を呼んでみる午後
8
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うすべに
アマビエを描いた短冊笹飾り 結ぶこよりに祈りをこめる
6
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うすべに
嫌そうな顔をよそおい釣り書きの勤務先の名さりげなく見る
7
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武蔵野
なぜなのか こころの病 解説受けて 敵意を抱き 乖離していた
7
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へし切
梅雨空は鬱気をさそひ楽しめぬ五輪の跡の惨禍を憂ふ
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可不可
リモート 長びくほど忍び寄る 孤立感とアルコール依存
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