KENのお気に入りの歌一覧
横井 信
十月の少し涼しい朝風に金木犀のかすかなかおり
9
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凌霄花
薄穂のおいでおいでに誘われて見上げる空にむらくもの月
12
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へし切
プレゼント 「幾ついいの?」と遠慮して 会えぬ距離感 縮めるノーリミット
8
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バジル
黄緑の風船葛と微風がよちよち歩きの幼を目守る
13
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ななかまど
鮭嵐侵略したる川土手の葛波の葉を裏がえしおり
10
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滝川昌之
警笛を何度も鳴らし遅延した列車はホームの殺気に停まる
12
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御宿川蝉
秋月に宿る面影 願はくは君に贈らむ 後朝の歌
8
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横井 信
日焼けした子供の腕を秋風がやさしく撫でる学祭の夜
12
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横井 信
草刈られ駅の小径はステレオにコウロギの鳴く風のささやき
12
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ななかまど
ひ弱なる幼葉の白菜植え終えてする母心 強き雨降る
10
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ながさき
動員令 抗議するデモ 参加者を 殴り蹴りつけ 強制連行
9
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凌霄花
日野川をのぼりて深き里山にかんな朱朱染めて秋ゆく
12
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へし切
坂の上に思いをはせて 夢を見た 我ら団塊 企業戦士は
11
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茂作
かけ直す薄き蒲團に眠る子の 足の小指は隔世遺傳
15
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滝川昌之
綿棒のごとく鈴虫湯上りの耳を優しく愉しませたり
14
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うすべに
目を閉じる うかぶ面影ひがんばな顔やすらかな旅立ちおくる
7
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恣翁
長月の 晴れたる陽射し 別荘の 開け放ちたる窓に入りけり
12
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へし切
学び舎に未だに在りしか 原理研 布教活動 見え隠れして
10
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ななかまど
秋雨が白菜の葉を休みなくたたくをこれがシアーラインや
9
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滝川昌之
可愛さに衝動飼いして持て余すペットの命の重さに気づけ
12
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