横井 信のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
まだ重い南風に気配を残しては列島上下に惑う前線
16
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ななかまど
歯切れよく応えんとして天あおぐ脳の何処かにしまいし言葉
11
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詠み人知らず
気疲れや 暑さに負けて 眠る彼 横にいながら 団扇をあおぐ
5
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朝比奈
行商の名は過去なるも基本とて今立ち返る商いの型
12
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夕桐
水晶の數珠の如きかき氷 又無しことのさはやかならむ
6
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きくゑ
曇天の 梅雨の長葱足早し 微塵に砕く 姿勢ただして
4
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橘
お昼までやたらに長いお仕置きは滑り込みセーフの出勤のため
9
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洩矢転石
摂りすぎたくすりが毒になるようにあなたを求め過ぎたのわたし
3
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洩矢転石
街路樹の根元に咲いた紫陽花の色が去年と違う気がした
3
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桃山
ガザニアの花びら開く久々の晴れ間にくつろぐ日曜の朝
8
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葛城
やうやうに雲間の日差し漏れ來たり何はともあれ陽を浴びに出る
15
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恣翁
低き椅子の背に 危ふげに腰掛けて パジャマの儘に 朝刊を見る
11
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舞
ひさかたの湯の香うつくし山の宿すぎる贅沢鶯の声
8
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び わ
朝が来た未知の世界が開かれる希望をもって迎え入れよう
5
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詠み人知らず
仲なおり 宇宙を見上げて 鏡見て そっくりな親に 感謝しよう
6
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へし切
歓迎も輝きさえも薄れゆく聖なる灯り五輪の暗闇
19
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可不可
涙雨に濡れる袂 のはずが ノースリーブにブレスレット
6
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夕桐
山際で食ぶる檸檬の身にしみて おぼろに見ゆる夏の嶺かな
10
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うすべに
大雨のニュースにきみはひとりごと キャッチボールの音はいいねと
5
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滝川昌之
そこそこの 母校野球部 朝刊の 隅に今年の 出来を気にして
12
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