紫草のお気に入りの歌一覧
光源氏
藻塩焼く煙になるる陸奥の涙に暮るる漂ひの船
7
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たんぽぽすずめ。
出掛けたら瞳に残る風景の土産を歌に変える楽しさ
36
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せいか
あぜ道に群れて咲きたる彼岸花 小さき流れも真紅に染めて
6
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みやこうまし
認知づま鏡も見ずに化粧する女の性の残り火燃すや
14
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悠々
冷夏ならね相馬の里の聲低く姿無き化(け)に怯え惑ひて
13
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たんぽぽすずめ。
稲刈りを終えてかかしにカラス乗り友と逢いたし関東平野
5
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みやこうまし
木犀の命短し花に触れ今日を限りの香り浴びたり
15
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半格斎
見上げれば月の都におわすると聞くもあいたやかぐやの姫に
10
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恣翁
人妻と なりし君こそ 一杯の 我が飲み残す アブサンならめ
23
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半格斎
十六夜の月影さやかに地に在らば束ねかざらむ荒屋の窓に
9
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しまじま
草抜きに せまき敷地も 根が深く 陽の暮れごろに 腰ぞ抜けける
3
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たんぽぽすずめ。
母眠る丘へ行く日も青空の浮雲と似た白き服なり
24
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舞
満月夜狼男に変身す妻を脅せど鼻で笑われ
8
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光源氏
いとどしく過ぎゆく方を戀ふれどもやがて別るる七夜月かな
12
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光源氏
闇に生き闇に消え失す定めとて山辺に咲きたる花を愛でたし
12
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トノゴジラ
迫りくる納期はピクとも動かざり時はつるべの落つるがごとし
4
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みやこうまし
秋の色八百屋の前をいろどれりいなご取りした故郷思う
10
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ほたる
棚のすみに忘れられたる香水の小瓶は夢の中にとどまる
15
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河のほとり
田に馴るる夕光の色さびしくてわが身一つの秋は更けゆく
9
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ゆみうさ
良い人のまぶたをそっと縫い閉じてゆくようにして口づけをする
13
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