敷島ヤマトのお気に入りの歌一覧
緋色
何年か前とか後に出会えれば良かった と言う一人と一人
16
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雑食
口紅を忘れたからと呟いて揃えた靴をまた履いてみる
4
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三沢左右
丼 を包まんとして幼な子の小さき指は凧のごと張る
20
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トーヤ
もう一つ二つ三つと切り捨てよ伸ばした髪と染み付いた嘘
12
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中林いの
見たことも触ったこともないくせに みんな夢中だ、愛ってやつに
7
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中林いの
きみのこと あまり知らない 「寂しい」を「さみしい」と言うことくらいしか
7
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価格未定
考えが丸くまとまり坂道に置くところころ転がってった
4
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きさ
明日がもし雨の日ならば晴れの日が来るまで君の傘で在りたい
10
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きさ
失って初めて分かる悲しみを知るのはもっと後がよかった
8
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紫苑
寡黙なれば知らず過ぐしき胸に組む両手に包み持ちてゆくもの
18
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はな
すき、きらい、すき、きらい、すき、こんなことしているうちに春など終われ
22
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じゃこ
そのままの私を好きな人がいいモテる努力はそちらがどうぞ
10
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聴雨
名も知らぬ花に命の脈絡を思ひてけさのまつすぐな道
18
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ライテウ
五月には似合わぬ祈りもあるのだろう よこしまな祈り例えばカッターナイフ
2
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氷魚
長いのが勝手に好きだと思ってた髪を切るのに なにを躊躇う
19
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まるえふ
エスエルに石炭くべて走らせる若き日の祖父肩隆々と
13
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染季
誰も皆必ず死ぬと知りながら彼のいぬ世は我が世にあらず
6
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夏嶋 真子
菜の花をフラスコに挿せば理科室はかがやきはじめるひかりの器
18
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栞
空も木も花も日毎に濃さを増しますます薄くなってくわたし
5
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染季
疑いを咲かせてみせてアマリリス苦き蜜こそ胸に名刻む
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