みをつくしのお気に入りの歌一覧
KEN
ひぐらしは ひぐらしなりの 心經を カナカナカナと 堂の木隱れ
11
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KEN
眞言の 梵字消ゆるも 雨風の 曼陀羅描く 苔の石かな
12
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青き銀椀
夕つ方 家路に薔薇の花見れば 白く深むるゆめ散らぬべき
8
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青き銀椀
流星の見へずなりして夏はゆくわが胸中をつと流れたる
12
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弥栄成就
実は蝉 一月ほどは 生きている あわれな命 思い込みかも
13
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千映2
せめて盆生花で飾る仏壇にご先祖様の魂華やぐ
8
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トウジさん
生き様は 誰が決められる 訳でなし 己がコンパス 磨きて行くなり
8
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滝川昌之
途中から遊びに変わる水撒きの子らが奪り合うホースきらきら
18
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ななかまど
烏瓜フェンス登るをためらわずこれ幸いと球児いぬまに
11
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コタロー
ギンギンの夏のシャワーを浴びながらキンキン冷えたポカリを飮みぬ
3
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コタロー
だらだらと滴る汗を拭ひつつ燃える太陽ピストルで撃つ
9
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コタロー
外に出れば一氣に降りぬ蝉時雨傘を差せども漏れて濡れたる
6
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コタロー
錆び附ゐた腦のレールを走りゆく三十一文字の蒸氣機關車
12
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コタロー
クーラーの眞下に坐り堂々と風に吹かれるうちの虎猫
10
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名鈴
降る雨や 照る日に託ち 籠り居て 事等閑に 本ばかり愛づ
15
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青き銀椀
殘る月泣けるかなもしかがよへば待たずなりゆく有明の空
9
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KEN
くくみらの 花ほの搖れる けはひして 秋のはしりを 探すひざかり
11
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青き銀椀
さんさんと咲くひまわりを見つめればわが命持ちあがる心地す
12
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横井 信
単線の夏の列車はまっすぐに一番星を目指して走る
14
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滝川昌之
駒板のずらしと弾む包丁と蕎麦の香りは切り角に立つ
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