横井 信のお気に入りの歌一覧
へし切
秋雨に ほなさいならと夏はゆく 読書に耽る秋はすぐそこ
11
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只野ハル
涼しさに夏の終わりのさびしさを感じてるのは子どもたちだけ
6
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舞
独り居て時節過ぎ行く風鈴の夜の音こそもの哀しけれ
10
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び わ
薬草の研究に妻全力を私は囲碁と手話に熱おび
3
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茂作
その邊りあの邊りかと思ひきや 野邊の送りをゐたせしところ
14
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うすべに
幕をひく夏のくまぜみ暗転で うちの庭にも法師ぜみ鳴く
7
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ながさき
霊能者 らしき素振りで うそをつき 信じ込ませて 財物収奪
10
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里香
み空ゆく 烏一羽の この身をば みちびきたまえ 天のいやはて
6
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滝川昌之
いがの中 育ち始めた三兄弟 押し合うまでにはまだ秋浅く
15
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ななかまど
遠雷を道案内に夕立ちよ急がないでねバス停までは
15
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千映2
パンジーのこぼれ種から元気よく暑さに負けず花あちこちと
6
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へし切
ひとり聞く 虫の音さへも恋しくて などか侘びしき ひぐらしの声
12
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千映2
冷茶からホットに変わる分岐点二十三度がスタート地点
4
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千映2
四十個ハンコ押されて貰うノートやったー呟くラジオ体操
6
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凌霄花
幼なの日畏れ多くも賢くも宮の絵馬殿お絵かけ地獄
8
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舞
トバすよ!と後ろいる子へ声かけて チャリンコかーさん 急げ夕食
8
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青き銀椀
秋風の都会のビルにもつれては宛先の無く吹き惑ひける
8
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び わ
薬草の料理不要と妻に言う了解ですよ研究だけね
5
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茂作
アーカイブ君との寫眞も削除する 携帶電話を買ひ替へた日に
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夕夏
しゅうきんめあてしゅうきょうはちがうなのうしんけいかににてるとおもう
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