行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
KEN
きのふより すずろに細く 風渡る 花降る朝の ひよどりの聲
17
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KEN
曉に 槻木の枝先 見上げれば 消え行く星と 燕の影と
14
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滝川昌之
「合わない」と叩き付けたい辞表なら三十余年も引き出しにある
27
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つばす
楠が緑彩かに衣替え心の染みも晴らせぬものか
8
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松本直哉
遁世のこころざしふときざすとき春たけなはに花も葉桜
10
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コタロー
穩やかな池に向かつて瞳閉ぢ聞こえてくるは噴水の音
14
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萱斎院
いかにせむ 名残の春とかすむ月 花散る宵にとまるわが身を
9
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青き銀椀
水あをき空にくきりと月しろがまるくてなみだ泳がせてゐる
14
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KEN
ぬばたまの 闇に儚き 花の燈を 手のひらに留め まなこにしまふ
19
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横井 信
雲間から静かに浮かぶ満月の見下ろしている葉桜の道
20
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神田央子
緑増す草木の中で黄を深め所在を示す竹の秋かな
12
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芳立
常ならぬ花の夢より覚めにけりいのち満たせよ透きとほる雨
6
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コタロー
花筏微かに搖らす池の面にひよいと浮き出る龜の顏あり
7
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コタロー
陸橋をバイク飛ばせば遙かなる空の向かうに山脈見える
6
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横井 信
こいのぼり さくらの花を見送ってやさしく泳ぐ夏色の空
24
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KEN
吾妻峰の 白雪浮かべ 落ちる月 何を語らむ 花吹く風に
18
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詠み人知らず
葉櫻の雨に洗はれ輝やける若葉のそよぎ初夏へのしらべ
11
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詠み人知らず
路線図に軌跡描きて南国へ飛行機はあと二時間あまり
5
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つばす
目を閉じて耳をふさぐも匂い立つ初夏の息吹は止められぬもの
4
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藤久崇
雛罌粟の 野芥子蕺草 相手せど 知らぬ我が身は 三つ色の春
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