名鈴のお気に入りの歌一覧
あかつき
湧き上がる入道雲を追いかけて新しい靴で駆け抜ける夏
9
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詠み人知らず
依存して虚しいだけの遠い日々寂しくはない月が欠けても
5
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はなしのぶ゙
耳朶に鳴る檜扇貝のイヤリングとほき小島のさざめきつれて
9
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横井 信
クマゼミはからだ震わせ青空に向かって叫ぶ夏の平穏
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KEN
うたたねの 夢の色して 韓藍は 時卷き戻す まなこの奧で
12
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青き銀椀
マンションの壁に止まりし空蝉の其処と決めてし夏の一生も
8
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び わ
なにごとも基礎が大切囲碁もまた布石しっかり次に細部に
7
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緒川みるな
拂曉の堤のかたに祕めて咲く月見草こそ愛しかりけれ
8
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舞
夏の日に友と泳いだ空色の水の溢れる川を探しに
9
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みのる
三十一文字のほんのちひさな噐にて いま、ここ、わたしのひとひら掬ふ
4
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艸介
白日の 烈火をおそれ綱渡 翳躍りたる 夏の径を
5
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寝惚亭奥地新吾
熊蝉の飽くなき声に包まれて昼日中読む「古今和歌集」
4
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ななかまど
小さきより走る電車の箱の数かぞえてしまうわれのクセなり
12
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樟明子
藍色の薄き花びら朝顏の一齊に咲く涼やかな刻
8
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西村 由佳里
外出をせずとも心は満たされてふふふふふふと色を塗ってる
6
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滝川昌之
夏の朝 近くの軒の虫かごの西瓜の腐臭 撒き水の音
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トウジさん
母作る 氷小豆の 懐かしき 汗かき遊ぶ 童のお八つ
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谷村思亜
日は過ぎる 何もいい事なくっても 深き闇夜の潜水者となる
7
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里香
知っていた 君の視線のゆくさきは 私じゃないって気づいてました
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うすべに
色褪せた昔の夏の夕暮れの 影絵の中に居場所を探す
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