あぶくのお気に入りの歌一覧
へし切
老いたれば恥じらふもなく泣くもよし哀しい時に淋しい時に
33
もっと見る
へし切
この白き都わすれの花かげに偲びしひとの面影を追ふ
34
もっと見る
へし切
嬉しやな吾の好みを気にかけて義娘の作る亡き妻の味
35
もっと見る
へし切
逢ふごとに小さくなりぬ母の背のあの日の温もり今も忘れじ
35
もっと見る
へし切
ほんのりと頬が覚ゆる君が膝母に抱かれ夢見るような
35
もっと見る
へし切
義娘よりチョコをもらいし嬉しさに妻よ妬くなと墓前に供ふ
37
もっと見る
空き缶
花は葉に君と話したあの頃も花は黙って見おろしていた
6
もっと見る
師崎
じゃあこれは春雨ですか、とめどなく目元濡らしてあふれる粒は
9
もっと見る
御宿川蝉
花はゆき 山は緑にうつろへど 恋する想ひ 我は変らじ
16
もっと見る
舞
寝る妻の背に手をおけば長いこと慣れ親しんだ優し温もり
10
もっと見る
詠み人知らず
雨が止み 桜の命 儚くて 道路に張り付く 花弁の涙
10
もっと見る
ななかまど
鞦韆に老いの身ゆらりあずければ錆びゆく鎖ともに揺れたり
12
もっと見る
音弥
満天の星を見ながら寝落ちするエアーベッドに大の字のまま
12
もっと見る
岩本菫
だいすきままと書かれた枕に頭乗せ今夜吾子よ夢に来い
10
もっと見る
名鈴
君と見し 春の名残の 桜蕊 恋ひつつ赤み 降り積みにけり
17
もっと見る
橘
夕日浴び出窓のベゴニア眺めてはチューハイを呑む溜息と共に
11
もっと見る
横井 信
街角の若葉にそっとタッチして夏へ駆け出す黄色い帽子
15
もっと見る
音弥
まな板に鶏肉のせてビビリつつ講師の嫁の教示を仰ぐ
13
もっと見る
桃山
毎日があるべきように始まって事無く終わるそれが幸せ
12
もっと見る
滝川昌之
電飾の少なき世情を励ませとヒマラヤスギに降りる望月
15
もっと見る
[1]
<<
31
|
32
|
33
|
34
|
35
|
36
|
37
|
38
|
39
|
40
|
41
>>
[41]