詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
青き銀椀
休日の暮らし沁み入る啄木の歌集読みつつ午後に入りける
15
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青き銀椀
心よ立て わが身充ちつつ 満月の光を浴びて歌と放たむ
9
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横井 信
白黒の夢を見ている日常は空回りして行ったり来たり
13
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ななかまど
ティーシャツも使い用なりコンビニで裾をめくりてレジの袋に
10
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滝川昌之
更新はあと一、二回判断がまともなうちにハンドルは置く
17
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KEN
夏越えて 冬のはじめの 心地すれ にびいろ裂ゐて 百舌鳥騷ぐ朝
8
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滝川昌之
高気圧 重量挙げをするように ヒョイと前線上げて梅雨明け
23
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ななかまど
梅雨はらう清風田の面を吹きたれば緑ざわめき出穂つげる
11
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灰色猫
誉なるものも知らずに生まれ来て悼む焔に礎を知る
12
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横井 信
のんびりと画面を見てる梅雨明けの暑さに溶ける僕の輪郭
13
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ななかまど
立錐の余地もなく人ふくらむを蔦は待ちおり球児とともに
11
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名鈴
蹲に 水浴び遊ぶ 若雀 荒梅雨耐へて 辛く生くかな
14
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みのる
ホームとの隙間の闇を跨ぎ越し今日もわたしは仕事に通う
5
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青き銀椀
夕陽差して雲海を地より見上ぐればさも光陰の世の憂きの色
10
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弥栄成就
もう待てぬ 夏を催促 蝉時雨 悲鳴の叫び 我も一緒に
16
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灰色猫
母を呼び死にゆく兵士の声を聞けナイチンゲールはその手に宿る
16
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滝川昌之
梅雨晴れ間一気に乾くアスファルト明けは近しと陽炎のたつ
18
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横井 信
あいまいな隙間はすっと広がってまたげなくなる深い暗闇
14
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KEN
草の陰 鬼燈ひとつ ふふみけり 雨を愁ひて 人急ぐ道
11
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横井 信
昨晩の雨の名残りの水滴をひとつすくって待つ夏休み
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