たけくらべのお気に入りの歌一覧
乙女田虎子
ため息が舌打ちになり沈黙が苦痛になれば他人のふたり
8
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詠み人知らず
扇風機うちわも無けりゃセンスなし 風に乗れない 私のことば
16
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工藤吉生
ひとつぶのホクロみたいな天体の中でもぞもぞ終わる一生
4
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灰色猫
巡りゆく 星座を見上げ 祈っては ひとり漕ぎ出す 小さなカヌー
38
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野々花
信じない振りして実は気にしてる星座占い今日の運勢
8
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舞
翼持ち空見て立てるイカロスの驕れるほどの力あれ吾
12
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真横
何故でしょう貴方の影は此処にいて後悔ばかりが姿をなすのは
7
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ファイ
目の前を移ろい変わる風景に昨日の私を探して歩く
6
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呉竹の憂き節
世をば捨て止まむともなき嘆きかな月に憂き身の慰まずして
4
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佐藤水村
真白なる長葱わづか傾けりあたかもピサの斜塔の如く
5
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恣翁
噦りつつ 在郷の唄を口遊む女や 誰にいびられてけむ
15
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へし切
枯れ果つる冬野は寂し生気なく墓標と建つる霜柱かな
20
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みどり
空の下寄り添って咲く花たちは螺旋を残す今も昔も
10
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あふひ*・○・*
鳥の聲車の走る音さへも銀世界へと消えて行きつつ
12
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野々花
野仏の肩越し匂う水仙の花びら揺らし風が生まれる
9
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舞
君の名を夢にや問わん黒髪の追憶のなか美しきひと
15
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ほかげ ちあき
憎しみは愛しさの影 見せぬ闇泣ゐた後の路 拭ふ暇なく
4
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真横
文字盤の上で怯えて座り込むかちこち進む針をせき止め
8
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へし切
あきらめて見ざる聞かざる言わざると民の不在の政治 許さじ
17
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夢士
初雪やチラリと舞ひてすぐに消ゆ化粧も出来ぬ丹沢の山
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