名鈴のお気に入りの歌一覧
みをつくし
仕事終へ歸り來たらば跳ぬ犬二疋 老主に代へて散歩待ち兼ぬ
26
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ななかまど
地方紙の隅をちいさく賑わすも紙面に載らぬ熊の弁明
12
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みのる
さかさまの虚偽栄えたる世の中で己が正気も保てているか
5
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青き銀椀
草花や樹木の中に流れたる愛しき水の継ぐ生命かも
14
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舞
今日も終えゆたり晩酌「鈴虫が鳴いてる」とか妻と語りつ
7
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おじい
谺して迦陵頻伽の叫び声口を窄めて火を吹く山に
6
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KEN
ケンタウル露を降らせ その声は 樅吹き抜けて 夏雲に消ゆ
12
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灰色猫
初めての二足歩行を思い出そうかけがえのない愛された日を
15
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横井 信
手を取って笑い合いたい ゆく夏をそっと見上げて惜しむ星空
13
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灰色猫
天国の案内板に従って歩くだなんてもっと生きたい
14
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可不可
あんなにも待ち焦れた青空に 焦され過ぎてロースト列島
11
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青き銀椀
夕空に一番星でなかりしも一番先に見つけし星よ
13
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ななかまど
暑さ呼ぶ蝉時雨より抜けだして少しは涼し法師蝉かな
12
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樟明子
常ならぬ夏の日々の續ゐても藍の朝顏庭を覆ひたり
7
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みをつくし
何處となく教科科目の癖あるや 職員寫眞の我もその顏
25
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谷村思亜
寂しさは 心を冥き穴にする 救われぬまま滅びゆく宙
6
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千映2
彼岸には彼岸の愉しみあるんだと盆に戻りし両親の笑み
6
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みのる
花びらをあえかに揺らす黒き蝶 その象ほどの悔恨が来る
3
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千映2
盆が済み庭陰あきの虫が鳴く季節はやはり輪廻の如く
5
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艸介
その七日尽きて逝きける空蝉に 経を誦みたるつくつく法師
5
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