名鈴のお気に入りの歌一覧
青き銀椀
母よりのお小言聞きて帰る夜 秋兆すかな虫の声聞く
8
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うすべに
熱帯夜せめて耳だけ涼しくと 窓にもたれて秋の虫聴く
9
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詠み人知らず
生き方や社会に疑問抱かない若い君らが支える未来
4
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谷村思亜
一人きり 世界の端にすくみ立つ 私の生はあと数センチ
10
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トウジさん
旅に出で円位法師に倣おうか 西かひがしか行方定めず
6
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みをつくし
月初め月半ばには定まりし 宿りし先の夕餉の赤飯
20
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滝川昌之
繊細と呼べば綺麗なトンガリを俺の長所と見た妻に謝意
16
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ななかまど
脳内にコロナ冠助住まわせて新生活を御守りとせむ
8
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葭堂
腕枕 子猫寝出して 動かせず うしろあたまが 三つつらなる
4
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樂々
後朝の涙を露と宿しおきてなほ面影に咲ける朝顔
4
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みのる
迷宮に彷徨うひとか 鉛筆の書き込み哀し古書の欄外
4
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舞
昨日の記憶のようになき母の語るゆく夏引き揚げの船
8
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まった
輕々とあべのハルカス背にのせ慶澤園の龜が笑へり
6
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KEN
秋虫の 歌は尚冴ゆ ぬばたまの 山影の上 鼓の音に
12
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鴇乃
加密列よ 君の香りに惑わされ 夢誘われて さめれば涙
5
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横井 信
草むらをかき分けて行く擦り傷の勲章になる夏の冒険
16
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艸介
遠い日に届くと信じ 伸ばした手 掴めずにまだ星を見ている
9
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艸介
産土の深きみどりの山々を眼に浮かべ息を吸うとき
5
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うすべに
熱い風きゅうりをよそに青々と 首ふり笑う緑のきつね
7
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滝川昌之
どうやらね残暑の峠は越えたかと夏バテ馬は往く肥える季へ
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