あぶくのお気に入りの歌一覧
恣翁
主変はり 顧みられぬ庭にあり 心のままに咲く藤ぞよき
18
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武蔵野
あの時に あの人がいて 今がある あの日あの場所 一緒に居たね
6
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び わ
妻手術成功したと知らされる神様感謝医者医術にも
6
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灰色猫
苦虫さおめの心の生んだものおめが噛まねば成仏すねえ
15
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舞
仄やかに浮かびて静か桜木の清かに照れる月影のもと
10
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桃山
待ち時間テキスト広げ編み物に我を忘れて周囲も忘れて
7
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名鈴
姫小松の 百年経たる 老松も 幾久しくぞ その色変へじ
7
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ななかまど
吹くたびに山桜の花舞うものを卯月の空はさわやかに青
12
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滝川昌之
退職の返礼品のハンカチで先輩倣い汗を隠そう
18
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KEN
さす紅を ためらふ人の 藥指 日蔭に虚ろ からすのえんどう
10
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うすべに
竹の秋 花に負けじと竹の子の皮脱ぎ見せるみどり眩しい
7
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シダ
消えなむと覚ゆ灯りに人もなく残る月にぞかの影をきく
3
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松本直哉
をさなごに小さな靴を履かす朝きみにとつてはすべてが未踏
8
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び わ
チャーハンを久方ぶりに調理する何とか妻の食事満たすか
6
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舞
この月と同じ月見た十七の少年は無く月のみ清やか
10
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桃山
無理やりに気を引き立てて雨の朝人生に二度ない今日を生きる
12
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名鈴
うち濡れて 色増し揺れる 藤波の 雫音無く 雨に紛へり
17
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へし切
世の中に知らないことの多かりき老いてなほ知る白いたんぽぽ
19
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滝川昌之
薫風の気配は駄菓子屋軒下のラムネの旗のそよぎたがれば
16
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音弥
取りついた壁のサナギの抜け殻の中身はどこへ四月も終わり
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