水月のお気に入りの歌一覧
灰色猫
もうずっと眠ったままの香水が君との夜の訪れを待つ
16
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灰色猫
女神などなれないままに生きてゆく硝子細工の翼も折れて
16
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舞
鏡へと向かいし妻の背を見ればにいまくらせし時の夢なれ
6
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萱斎院
さよごろも思ひをたつとひとり着る 枕のうへぞ風ふき過ぐる
14
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萱斎院
宇治山のひとを待ちわぶ橋姫の せばき袖にぞつららゐるらむ
15
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ななかまど
夜降ちの雪の咲かせる満開の冬の桜は北風に舞う
14
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詠み人知らず
一重のみ白のいろのみつける梅のすがたけわしく薫りゆたけく
22
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祈り花
盛花過ぎ散るに散れずの山茶花の移ろふ色も風任せかな
17
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祈り花
くれないに狹庭を染める山茶花の一木華やぐ冬枯れの朝に
14
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夢士
七草の粥食む朝や鳥の声子ら去り庭の赤き実つつく
22
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へし切
僕は今 終わりなき夜をただ独り 星の明かりを道連れにして
22
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へし切
いくたびに通ふ夢路も現世に去にし君には逢ふよしもなみ
21
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灰色猫
月の夜の朱雀門にて響きたる幽けき童子の鬼笛の音
19
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灰色猫
夕焼けを招くがごとく鴇色は冬晴れの陽につばさ赤らめ
18
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灰色猫
閉じた目のまつげに積もる雪たちの重さくらいの淡い恋愛
25
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灰色猫
しんしんと雪に埋もれて耐え忍ぶ苺となって春を待ちます
16
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灰色猫
雪庭に笛を奏でる童子あり足跡もなくふつりと消えり
17
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舞
今日の日の春を迎える若人のおのこおみなの皆晴れやかに
11
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舞
置き去りの時の流れの瀬をはやみ君を恋した記憶いだきて
11
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香月
過ぎゆきて忘らる夢の無きものと来たる年また紡ぐ想ひゆき
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