灰色猫のお気に入りの歌一覧
水無月
八月の暦に映るコバルトの異国の海の果てしなき青
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坂田透
故郷の海に供花を散らしてく 船上生活の子らの御霊よ
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詠み人知らず
ねだる子の舌は涼しや青色としやくしやく鳴らすは 夏色氷
2
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絮谷新
アラスカよ流氷抱いて海豹の白夜に眠る百年の孤独
7
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葱りんと
ひとカケを 舌で転がす 飴のよに 極上の無味 涼を食んでる
3
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沙久
お互いの 浴衣姿に 頬火照り 恋を察知した 氷も溶ける
5
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舞
かき氷口を真っ赤に食む子らは楽しかるべし真夏あお空
5
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桜田 武
真夏日のアイスコーヒーの俺お前グラス涼しく会話が弾む
5
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笹原八
この家の子になったなら今度からかき氷にはメロンシロップ
4
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己利善慮鬼
氷の山に夏の太陽染み込ませ海辺の町は今日も賑わう
4
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詠み人知らず
胸の奧 貴方の爲の 薄氷 溶けて無くなる 一秒前に
2
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さえね
けずり氷のようにはかない恋だった あの夏の水が今とけてゆく
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林林
氷柱に閉じ込められて咲く花は至高の姿しばし留めん
6
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果禾緒
木漏れ日にとけて行きたい森色のメロンソーダの氷になって
2
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あまつはな
シロップはこぼさずかけろと得意気に父がふるまうキョロちゃんの雪
3
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千映
銭湯の帰りにねだるかき氷弟姉の下駄の音軽やか
5
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呉竹の憂き節
夏ごとに涼しさは猶契るかなとけぬならひを氷室にぞ見る
4
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なかしぃ卿
溶け残る氷浮かびしウヰスキーの変わりたる味恋から愛へ
5
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Chico
我儘に奪ひ去られし彼方にて冷たく笑まふ 僕のエウロパ
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秋日好
手動式かき氷器に使われた氷塊はもう手に入らない
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