KENのお気に入りの歌一覧
舞
若いころ惚れたおんなの黒髪の髪の艶など偲ぶひとり夜
10
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青き銀椀
夕暮の雲たなびきて刈田より群雀立つ後の町並み
10
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名鈴
亡き絵師が 依り付き筆を 振るひけり 宜こそ目利き まことと分きけめ
12
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里香
話しても聞いても見てもわからないそんな人の歌声がきれいで
7
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横井 信
雪の舞う朝に遅れた太陽に向かってそっと広げた両手
9
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青き銀椀
病める母と素うどん食してあたたむる今後は味を薄くしやうね
7
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灰色猫
灰猫は陽だまり浴びてごろごろと温もりながら歌いはじめる
17
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滝川昌之
批判より傷に寄り添う立ち位置が人を病を癒すのだろう
17
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恣翁
薄寒さ残る日射しに 黒羽織 干潟の砂のごとく光れり
10
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森川
意を決して 孤独な一歩 誰ぞかの 道となりぬる 新雪の朝
8
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灰色猫
真っ直ぐに焼けた線路を歩みゆくつばさのように両手を広げ
14
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青き銀椀
梅の花うべなふべきに去年の冬ふり返り見る枝の黒さを
10
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幸子
ミニトマト一つひとつにバーコード貼ってありそな情報化社会
11
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名鈴
我が身ひとつ されど心は 変はりしな 頼みて刺したる 墨を今悔ゆ
14
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青き銀椀
雨降れば梅の花枝思はれて日がな篭らば心ゆくまで
13
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横井 信
春を待つ夢見ごこちの枝先に冷たい雨のしずくがひかる
14
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滝川昌之
上京の子に付き添って友が来る出会った春を想起して待つ
16
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滝川昌之
遺されし懐中時計に父の見た古き刻(とき)など戻してもみる
15
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名鈴
庭の仕掛け 身に染み解かば 其処其処に 石が誘ひて 木が笑み栄ゆ
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青き銀椀
逝かれてもわが師の歌集残れるをほつりと読みて今宵雨待つ
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