KENのお気に入りの歌一覧
名鈴
真字をかし 具さに形 閲すれば 古の思ひ 透き見ゆるかな
10
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滝川昌之
見間違いボケにとまった鶯はおどおど傾げ梅の香探す
16
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横井 信
そよ風に椿の花はひとつ落ち弥生の空をそっと見上げる
13
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うすべに
たまにはと ぼんぼり灯す内裏雛 娘きづかう母の指先
9
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ななかまど
祖父の書く戦場からの葉書にはハヤ子ミチ子と子らの名多し
11
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秋日好
いい加減学習しなと笑ってよきみの言葉が一番欲しい
12
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斉藤沙魚
君がいるから生きられるけど君が好きだからうまく生きられない
8
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舞
年毎にいよよますます味気無くただの字なれど「未来」てふ文字
6
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舞
ヘアゴムを咥えて纏むポニーテール乙女の髪のうなじ涼しく
10
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菜々子
夢だとか理想だとかを言う前に まずは現実見てみなさいよ
7
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灰色猫
列島を駆けるコロナを恐れつつ行かねばならぬ病原の巣
13
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横井 信
春風にうすく広がる絹雲の急げ電車の時間がせまる
6
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灰色猫
春が来るそのたび君を想うのはまだ青春にいるからだろう
14
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滝川昌之
雨後に立つ朝霧に浮く江の島はマチュピチュごとき天空の城
19
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名鈴
世の本を 何に譬へむ 灯か 真澄鏡はた 良き師良き友
8
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名鈴
世の中は あまた経優り 改まれり 今の太平 いと有り難し
11
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青き銀椀
町角へ出て新しき風受けて三月二日躰で覚ゆ
10
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青き銀椀
白鷺が目の前にゐて一点を見つめつつ羽を休めてをりぬ
4
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青き銀椀
つつつつと道を横切るハクセキレイ脚をゆるめて少し止まれり
15
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夢士
群青に染まり行くなか三日の月如月の風は頬に冷たし
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