詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ななかまど
平成の備忘録かき終わるとき災禍の記憶集まりて来ぬ
10
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名鈴
昔より 造ると狂ふは 断ち難く 結ぼほるとぞ 空恐ろしき
12
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舞
顧みてまた虚ろなるいち年の区切りをひとは年の瀬とよぶ
8
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名鈴
およすけて 子に与ること 今は無し 傅きし名残 老いの慰み
11
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び わ
朝起きてラジオ体操一二三家内と一緒心身清め
5
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恣翁
城址に立ち 碑を あかあかと染むる夕陽を 望みたりけり
14
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KEN
暮古月 燈りを探す 魂ひとつ 寒き靴の音 路に殘して
11
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源 漫
罪深き身の腐りたる心臓へ我と打ち込む錆びぬる釘を
5
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詠み人知らず
何もかも さらけだしてる あきらめて どうでもいいと 生きてゐる辛さ
8
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滝川昌之
鎧脱ぎ互いの業を労えば仕事納めの職場に安堵
14
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KEN
さざんかの 夜雨に消ゆる 影追へば こころに散りて としよつむづき
8
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松本直哉
「だつこして」むづかる吾子をたかだかとかかげてみれば冬空の青
9
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ななかまど
雪ぐもが入り日を不意に隠してもあすの天運うたがうなかれ
11
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名鈴
忠なるよ 燕南に 渡らずに 冬まで残り 仕え凍えつ
15
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夏深
真っ白な遥かに望む富士山の姿気高く初春待ちおりぬ
8
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千映
手拍子の響く湯もみの湯気の外吹雪舞う中そぞろ歩きて
9
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千映
児のようにはしゃいでイルミ楽しんでまだ体に色が絡まる
6
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KEN
亂れ舞ふ 冬の羽蟲を 髮に止め 花と僞る ひとよの宴
7
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び わ
わずかだが歩み続けて諦めず違い感じる時はあるのか
5
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ななかまど
はんなりと季の年輪きざみつつ都は凛と寒とじこめる
11
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