詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
リクシアナ
学籍も僅かとなりて油彩画の海馬にかおる冬のアトリエ
17
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林林
私からぶつかったのに君のほうが痛かったろうに「ごめん」と君は
15
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リクシアナ
背にあかき母たる罪の十字架を負う身にあまる冬の月影
16
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源 漫
のらくらと幾日を過ぎて世渡りも足らねば今や罰くだり来む
2
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蔓葵
うち匂ふ風なかりせば射干玉の夜のにしきをしら菊の花
13
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舞
ひと杯のほろ苦酒の酩酊に似る思い出も成人の日
9
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名鈴
いぶせかる 田舎世界の 関を越え 天下の図広げ 見ばや聞かばや
9
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名鈴
晴衣を 着て友だちと 人ばへす 祝ふ日なれば 笑みて見許す
9
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秋日好
箱中に温めたれば贈り主不機嫌になる夫婦の天秤
9
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愚と楽
帰り道夜空見上げて深呼吸 いつもの道に月の満ち欠け
7
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ななかまど
北風やなだめて終わる夕まぐれ歩きたりなき吾歩数計
15
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夢士
東にオレンジの月ぬっと出で睦月の空に駆け上がり行く
11
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滝川昌之
まだやっと成人式は登山口 難所急所はその先にある
25
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蔓葵
いりあひの夕暮れいそぐ山の端におくれがちなる冬の夕づつ
14
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蔓葵
白雪のいたらぬ里にすみながら我が身ひとつぞふりまさりゆく
9
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横井 信
まだ早い朝を見守る街灯の明かりの中で踊る雨粒
19
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河のほとり
ただ夢の覚むるかの世をまつ風になほ冴えまさる水の上の月
10
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卯月翼
ただひとり毛布を抱いて眠る夜夢で逢えたら触れていいかな
5
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卯月翼
鍵巡り縦横無尽駆け回れ三分間の勝利を君に
2
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舞
青空に映えて美し紅の雪帽子する冬ナナカマド
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