KENのお気に入りの歌一覧
ななかまど
暁にもう鳴く頃とほととぎす早口ことば森を裂きおり
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詠み人知らず
心あらず 幾度も切った 傷口は もう誰にも 触れたくない証
4
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横井 信
おだやかに流れる風を追いかけて魚は跳ねる満潮の海
11
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名鈴
今は皆 一人ひとりが 繭籠り 仲らひをこそ 勧められしに
11
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滝川昌之
「ありがとう」言い合うことが円満な巣篭りとなるワクチンですよ
13
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吉野 鮎
たまさかの汝が訪ひの青風に 包まる身はほどかれゆきぬ
13
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ななかまど
忌の母の今日も畑に居るようなわたしの半分あなたでできる
8
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ななかまど
客一人降したあとは軽そうに過疎の村ゆく田舎のバスは
10
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ななかまど
田んぼ道歩けば水をふくみたる風吸い込んで昔少年
10
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青き銀椀
あぢさゐの蕾の粒の集まりてわくわく待てる五月晴れの陽
12
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名鈴
また会ふと 軽めて思ひ 告げざりき よもや集はぬ 春のあるとは
12
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灰色猫
届かないILOVEYOUが刃となってあなたの首を求めているの
7
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灰色猫
輝けるコバルトブルーへ美しく絶望もろとも海を飛ぶ夢
8
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灰色猫
涼しげなワイングラスにシャルドネを満たしてみればギリシャの月だ
11
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滝川昌之
青銅の屋根と競えば境内の木々の若芽に初夏の煌めき
15
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うすべに
夜の窓 新緑の香がながれこむ 寝待ちの月に葉桜の影
9
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横井 信
夏風に終わりの声が聞こえきてしずかに思う巣ごもりの日々
8
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うすべに
半袖の少女が走る風草の 土手のむこうに夏の横顔
11
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クロネコ
風注ぐ 川瀬の萌黄の葦の葉の さざなみ聴けば 夏は来たれり
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滝川昌之
南国の雨季の便りににじみ出す汗も然りと渡る日陰よ
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