KENのお気に入りの歌一覧
横井 信
まだつづく在宅の日々 壁際で僕を拒んでそっとため息
7
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名鈴
大人びて 親の叢より 根延へさせ 離れ抜け出づる 破竹の筍
8
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灰色猫
花ばかり見つめていたらまばたきが儚い蝶になってしまうよ
12
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名鈴
弱き故 祈ぐ心地にて 病避く 術を供物の ごとく取り具す
9
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舞
木洩れ日は柔らかに揺れ前をゆく妻の背にふる雪降るように
7
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横井 信
眠れない夜にひろげたメモ帳はやさしい風につつまれ眠る
9
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灰色猫
同じもの見つめていたい大切に同じ想いを確かめ合いたい
13
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夢士
コロナ禍の残す傷跡映しだす画面のなかの小さな画面
9
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滝川昌之
主婦たちの簡素な昼餉 絶えぬ家事 巣篭りで見た新たな感謝
14
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ななかまど
二十日づつずらして種を播きし母とうきびの芽の出れば思ほゆ
11
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うすべに
春過ぎた運動場のうすみどり 長い不在を静かに語る
9
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こうは
青空の風を受けし飛び行くは鳥と云ふ名の命なのか
6
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滝川昌之
草色の染みた軍手にドクダミは悲鳴のようにその香とどめる
12
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ななかまど
早緑が田んぼの中に線となる蛍が舞えば夏の団扇絵
8
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名鈴
火を囲み 心寛ぐ 語らひに 惚くるうちに 日も暮れ果てぬ
10
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舞
今日もまた今日いち日の旅を終え影と帰らん明日歩むため
9
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萱斎院
さみだれの間をぬふ月をよむ人に あふちの花の紫ぞとふ
9
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滝川昌之
灯を囲み誰かのギター肩を組み「夜明けは近い」と声合わせたし
15
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横井 信
参道で雨を待ってる紫陽花にそっと近づく梅雨の足音
11
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横井 信
たおやかな時の流れる山寺の深き森にも夏色の空
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