白川剛のお気に入りの歌一覧
紫苑
くれなゐに猿すべりの花揺るるとき僅かな戦ぎ我が胸に立つ
8
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七色コイン
きみの声聞けはしないが心知る きみは優しい きみは正しい
21
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聴雨
東雲に狭霧消えゆきいづくより揚羽ひとひら歌もて来り
4
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まるたまる
絵筆取りひゅっひゅっひゅっと雲を描く真夏の空に子どもに戻る
13
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光源氏
しめやかに匂ひの薫るさゆり花しのび通はす忘れじの宵に
7
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紫苑
疾むほどにひとひら落つる紫の花あるままに日の暮れにけり
13
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白亜
遠くとおく想いを乗せて飛行機雲 二分されゆく青にぞ映える
8
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七色コイン
おっさんよ 煙草欲しがろ 呑みたかろ ちっと待ってろ 今やるからな
5
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光源氏
空蝉の殘るキャンパスながむれど我が青春は二度と戻らず
15
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浅草大将
風すずし露をまくらのとこなつの花にぞ蝶も羽やすめつつ
15
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舞
憂さ有れど鳥にしあらぬ人の身の飛び出しかねつせめて酔い寝る
12
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あそびくも
燻り立つ螺旋の白は滲み溶けほの暗きへや白檀の満つ
17
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まるえふ
明けぬ夜にぽつりと光る車庫を抜け回送列車は始発の駅へ
11
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まるたまる
呪われた雨女にもほどがある台風の日の新しい傘
7
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聴雨
糸とんぼまぼろしの如秋つれて青田の波をゆき通ふらむ
6
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紫苑
魚ならぬ身のはぜるこそ哀しけれ彼の岸を訪ふ潮満ち来れば
10
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浅草大将
なほ夏の色をかへでの葉擦れにも秋は立田の声を聞きつつ
11
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光源氏
下露のしののに濡れし稻子麿音のみを殘し闇に染みける
10
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恣翁
西日射す 下宿の軒に 短冊を だらり下げけり 玻璃の風鈴
22
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七色コイン
意志弱く煙草止められないことを 遺憾に思う どこの首相だ
4
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