粕春大君のお気に入りの歌一覧
四季野 遊
秋されば槻の葉陰に虫の音を悲しく聞くは亜の胸の内
2
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浅草大将
山里に誰なに思ふ秋の夜の更けてともし灯ひとつ残りぬ
6
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浅草大将
杯に浮かべし菊のひとひらを恋ひつ照れるや片割れの月
25
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浅草大将
我が恋は千々に破れて紙屋川つつみも敢へで想ひあふるる
11
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猿ノ丞狂介
夜もすがら物も思はで明けやらぬ閨でひまなく連れと相馴る
4
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愚理倫
君想い詠みし恋歌数あれど 埋もれ消え逝く歌ぞかなしき
22
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愚理倫
言問ひの歌を読み逢い贈り逢い 永久に続けよこの歌垣よ
2
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大河千紋
夕まぐれ千々の黄金ともゆる野のほ中に迷ひぬ愛し君はも
8
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紫苑
その思い凝れるままに朱も褪せ幽鬼のごとく立ち枯れにけり
9
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浅草大将
秋たけて色まさりゆくむらさきの菊のしづくに香る川浪
7
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紫苑
下草の夜露を踏みて舞うロマの素足に響く鈴の音燃ゆる
4
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falcon
高瀬川花のかげなき浅き瀬に桜もみじのなほ色ふかき
13
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浅草大将
秋風に寄せくる浪のあと見れば紅葉ぞ雲とかかる月影
8
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螢子
朝まだき踏み切りの音と呼応せし山鳩の声寂びしかるらむ
5
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水葉
逢えぬ夜は君の形代抱き眠り残り香纏いて過ごせしこの日
4
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紫苑
紫陽花の一枝咲きたり遅れ来し隅田の花火は寂しかるらむ
6
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螢子
紅葉のはじまりつつある山頂で秋雨けぶる下界をおもう
3
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浅草大将
遠しろく夜の海原を照らしつつ空を静かに渡る月影
6
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浅草大将
秋の陽は澄める小川に耀ひて笹舟ひとつ揺蕩ひつ行く
10
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falcon
手に取れば香るさみどり高取の噐にかよふ松風の音
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