KENのお気に入りの歌一覧
艸介
「欠かず書く」斯く取り掛かる日記帳 四日目を欠き書く気隠るる
4
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青き銀椀
さんさんと咲くひまわりを見つめればわが命持ちあがる心地す
12
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コタロー
クーラーの眞下に坐り堂々と風に吹かれるうちの虎猫
10
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コタロー
だらだらと滴る汗を拭ひつつ燃える太陽ピストルで撃つ
9
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コタロー
錆び附ゐた腦のレールを走りゆく三十一文字の蒸氣機關車
12
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青き銀椀
すいかバー母と食べたる猛暑日の入道雲の二層なる空
12
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みをつくし
八疊に何の不足はなけれども 腕を伸ばせば天井に觸るる
22
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ななかまど
向日葵の十万本に見つめられ黙の重さにたじろぎており
16
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横井 信
単線の夏の列車はまっすぐに一番星を目指して走る
14
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みをつくし
有り難く賄ひ附きで食後には いつも言の葉「宜しゅうおあがり」
27
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名鈴
夏の夜の 密かなる花 烏瓜 名と逆しまに 白く透き咲く
21
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舞
吾の行く場所あるような大空の遠き夕陽の落ちるその先
6
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名鈴
年月経 かの夏語る 人僅か 鐘をよすがに 手合はせ偲ぶ
15
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みをつくし
あれはもう半世紀前 大阪の最北端に糧を得し日々
22
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みをつくし
これはまた驚き入りぬ下宿先 宿帳隣は戰中の筆
28
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ななかまど
ワクチンができるまではとあまびえが消毒液はいかがと話す
8
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滝川昌之
君つけて俺を呼ぶ女子 同窓会 お盆にかえる女子に男子に
19
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横井 信
夕涼みしながら歩くあぜ道でいちばん星の遠いかがやき
15
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青き銀椀
この靑き惑星に寄りてまた一つ覚へて去りぬメーテルの旅
12
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ながさき
傍観し 眼をそむけてた 人々が 巨悪を育て 悲劇を生んだ
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