行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
横井 信
積み上げたプラスチックの夢と罪 海の彼方で今日もただよう
10
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もどり
すれ違う異国のひとのつぶやいたJune 晴れ間の静かなひかり
7
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もどり
絶対に口には出さず眉だけが困っているので申し訳ない
3
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青き銀椀
雨ごとに花も応へけむあじさゐの色濃くしつつきみへも応へむ
7
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つちだゆういち
燃え上がる焔を恋と呼ぶならば灰になりしは思ひ出なのか
9
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青き銀椀
あふのけになりて潮の香忘れては千倉の星夜胸で泣けしも
8
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青き銀椀
夕日さす街みな帰る一日の終はりは急ぎ影長くしつ
7
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ななかまど
子燕の前もうしろも小糠雨話しかけたき紫しょうぶ
5
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松本直哉
麦熟るる野にかげろふのたつまひるおほに相みしひとぞ恋しき
4
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滝川昌之
重たげな一輪挿しが気の毒とちょっとブルーに傾ぐ紫陽花
16
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詠み人知らず
雨傘と肩甲骨が浮かぶ背を追って歩いた吾が通学路
3
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青き銀椀
腰上げて花に水遣りしに行けばかつてのスローライフを今する
8
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舞
山村の廃校のすみ咲いて散り青葉となるや見るひともなく
7
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KEN
繭籠る 人の心を 解くやうに 月にたなびく 梅雨の雲かな
10
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舞
妖精の遊ぶごとくに青空に柳絮流れるサッポロの街
7
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詠み人知らず
傘に積む雨の言葉が生命の喜怒哀楽を凌駕せんとす
4
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もみじ☆彡
よもすがら 燈りをともし 裏窓に 訪ひを待つ 白き家守の
12
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松本直哉
泣きぬれしねざめの床にほのかなる雨のにほひのゆめのあとさき
5
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詠み人知らず
紫陽花の泣けるがごとき夕べの雨朝佇みて色つやあびぬ
9
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滝川昌之
除湿器に溜まった水が六月の部屋干したちを抜け殻にする
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