恣翁のお気に入りの歌一覧
栞
姪っ子が見つめればほら、きらきらと見慣れた景色も輝き始める
2
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ぎんこ
遠吠えを海の町より聞く思い枕辺の猫をぎゅうと抱きしむ
7
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ふきのとう
天災のすさまじきにも子どもらの生きる笑顔に底力見ゆ
8
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おおみはじめ
葉桜のこのした道を通りなば散りしく玉の光こそあれ
6
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半格斎
みちのくに春は居坐り野に山に辛夷さくらは競ひ咲くらむ
13
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高野鴨
春潮の 恵み優しく 陽は高き 津々浦々を 永遠に偲ばん
2
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舞
歌一首詠めぬ現つの悲しみを知るや知らぬや梅の花咲く
3
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詠み人知らず
瓦礫にはピンクのタイル風呂場かなかつてそこには笑顔があった
5
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夏嶋 真子
きらきらとふたたびかがやきやわらかに壺に収まる骨のふしぎさ
4
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芳立
ちはやぶる神はためすや木炭でバスを動かす国のゆくすゑ
8
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埋もれ木
漕ぐは君うたうは私きらきらと夜を漂う月の舟にて
4
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ばく七
緑葉に殘されし花ただ一つ雨に烟りてつひに消え行く
12
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舞
恋という心は知らずただ君を想う気持ちの夜は哀しく
6
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ほたる
雨の日は一輪挿しの壜になり窓辺で静止の時を過ごそう
7
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詠み人知らず
葉の影のあおさの深き沼の面につまさき浸し歌う手を取り
4
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みみ松
咲き終えし花柄に落つ五月雨は移ろう世への癒しの涙
10
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笑能子
淡々と交わす言葉に裏は無く何かを期する力のみあり
3
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鴫沢葦穂
首に掛けし産土神の御守りを片手に握り溜息をつく
14
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蕗子
確信と善意持ちたる人は吾の言葉を踏んでまた喋りだす
4
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まるえふ
黒い海漁船の灯りチラチラと旅館の窓に人のいとなみ
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