聴雨のお気に入りの歌一覧
林ユキ
まよなかの月のひかりをほろほろとひろってかへる雪のほそみち
24
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島祝
君がため松葉の蜘蛛の降る舞ひに浮き立つ身こそかからましかな
9
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悠々
花の雲かすむ甍の金堂に觀音さまは病むわれを笑みぬ
14
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虹雲
生れてくる清浄の虚空雨に濡れ柿の若葉の生誕のとき
8
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浅草大将
いにしへの花散る波はいかが崎たかつか山の春にし思ほゆ
13
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まるたまる
夜をこめて詠う空音は調律の狂ったピアノでノクターン弾く
13
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芳立
信濃へと旅立つ道にあづさゆみ春な追ひ来そ妹をし抱け
11
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まるたまる
コートをさっと脱ぐように忘れてしまおうあの手の温もりはにかむ笑顔
6
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庭鳥
夕暮れに自転車漕いで過ぎた垣蕾びっしりジャスミンが立つ
7
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れん
魂がぶつかることが当たり前それが恋愛あなたは違うの?
5
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庭鳥
語らずに描いてみせるそんな歌目指しているもいまだ直裁
8
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浅草大将
現し世の夢をなみ路にうき舟の何故にこがれて思ひ煙れる
18
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れい
カフェテリアの一番陽の射すこの席で頬づえついて二時間経った
5
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ほたる
夢多き魂汚すことなかれ天使には天使の悲しみもある
18
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悠々
ちちははの眠れる山のうぐひすの聲かなしかり聽きなたまひそ
18
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ほたる
化粧する楽しみ深しあおやぎの細き眉描く、女であること
9
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ほたる
うきふねの君に焦がれて君遠く 真水の濁り薄まるがごと
9
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浅草大将
いつからか夜に会ふのもたまくしげ身も蓋もなく人を想へど
11
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山桃
風とよみ樫の照り葉ゆこぼさるる光つぶらに山下小道
9
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芳立
恋しきに返して着るやむばたまのよるべのころも明けにけるかな
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