恣翁のお気に入りの歌一覧
宇津之宮
いづくにか 避難せしをり 友垣のこころ殘せり あぢさゐの花
9
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花梨
空蝉もよの明るるを待ち侘びて天さしのべる向日葵の群
4
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螢子
嫉妬とふ花言葉持つ黄薔薇を君に送らう父の日として
8
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楓
案内の寺の説明盗み聞きしらん顔して我ついて行く
7
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紅桜
眼と耳と肌に感ぢるはつ夏に蕩けるやふな恋が聞こへる
3
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舞
さみだれの音を聞きつつ一日を古今の歌を読みて過ごせる
10
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只野ハル
色のない空の光も失われ蛍光灯がともる頃には
7
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弦跳
絶へるとも尚盛なれその粋は 歌をよみぢの旅路なるべし
8
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在原紀之
傘花をカフェの窓より眺めやりコーヒー飲みて午後を過ごしつ
14
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紫苑
散り敷ける沙羅の白花ひと日もて尽くるいのちに悔いなくも見ゆ
32
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ねずみ
婚禮に先立ちおくる葉書には幸せ願い投函惜しむ
4
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ねずみ
白玉の歌も波間に漂ふて電磁が海のセイレンの聲
4
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只野ハル
長雨のような繰り言が止むのを俯いて黙って待っていた
6
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御崎 耕
醜さに酔うな弱さに溺れるな昏き言の葉詠うのならば
55
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御崎 耕
初めての街、ひと、言葉、あぁ誰も僕を知らない自由から、いま
25
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水島寒月
春ですといふ顏をして並びゐる小鉢の内の筍五枚
4
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羊
匿名でしかいえないようなことしか考えていない人生
6
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おおみはじめ
さっぱりと余剰を捨てて安藤のコンクリートの美は生み出され
10
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あそびくも
偶然は音こそなかれ夏虫の身を焦がすほど躍る瞬き
6
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螢子
友の作る異国の料理楽しみにまだ見ぬ国へ思いを馳せる
4
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