詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
打ち水の干さぬ小庭の葭簀越し 三味の爪弾き 梅雨明けにけり
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青き銀椀
さぞ丸き月か寝ぐらで目をつむり深く息する二ホンオオカミ
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つばす
ベランダを裸足で歩き火傷する 腹は厚いが足裏薄し
4
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名鈴
言の葉と 物の音何れ 貴しや 問ふも益無し 心のまま生け
14
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青き銀椀
望月は真夏の夜半に光して吾三分の魂吠ゆるも
11
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横井 信
白黒の夢を見ている日常は空回りして行ったり来たり
13
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ななかまど
梅雨はらう清風田の面を吹きたれば緑ざわめき出穂つげる
11
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可不可
梅雨なんて前座のはずが長びいて センター奪り還すんだ 蝉組
10
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普徳亭大崇
射干玉の 夜空にかかる 雲も無く照る月影の 清き梅雨明け
8
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つばす
梅雨明けを告げる雷神大暴れ 雨風連れてゴロゴロ威張る
3
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灰色猫
照りつける熱き陽ざしに掘り深き顔がなおさら掘り深くなる
10
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灰色猫
母を呼び死にゆく兵士の声を聞けナイチンゲールはその手に宿る
16
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夕夏
だいにはでしょきのおもわくかいまみるようすみずっときくくすりなし
4
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滝川昌之
梅雨晴れ間一気に乾くアスファルト明けは近しと陽炎のたつ
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KEN
草の陰 鬼燈ひとつ ふふみけり 雨を愁ひて 人急ぐ道
11
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樟明子
柔らかな若芽を目指し卵産む夏の揚羽は飛び續けていて
5
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普徳亭大崇
苔むした 墓石に降りし 五月雨は 天が手向ける 閼伽水と見ゆ
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名鈴
蹲に 水浴び遊ぶ 若雀 荒梅雨耐へて 辛く生くかな
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芳立
こともなき草ひとつさへ君が目に色を帯びたり梅雨明けのころ
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彩
君がため 生きながらえた 花の色 身を焦がしつつ 露に濡れゆく
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