恣翁のお気に入りの歌一覧
さる
うっすらと積もりし雪の眩くも今年初めてわが庭かざる
8
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横雲
酒くみて消えぬ埋み火恃めしも大寒の雪ふりやまず暮る
5
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悠々
王道も樂土もあらじ饑餓と病み骸ゆ咲かば血の曼珠沙華
11
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いちにのパッパ
くだものの絵本に口を近づけて食べるふりしてほほえむ一歳
4
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いちにのパッパ
試合後のボクサーみたいな顔で起き昨日顔からコケた子笑う
2
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舞
建築の現場出で来る若者の汚れた顔の晴れやかなりて
5
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千春
さくさくとアロエドリンク透明の繊維確かむ君想いつつ
1
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紫苑
気づまりな沈黙に耐へかぬるがにグラスの氷からりとまろぶ
13
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詠み人知らず
艶やかに蕾ほころぶ君のため雪より守る菰にもならん
6
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紫草
東北の復興願う言下にて瓦礫拒否する西国の人
3
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紫苑
拙くもかく生きをりぬ牡丹雪の地に落つるまに消へゆくを見つ
11
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悠々
轟々とコウリャン畑に夕陽落つ明日への命燃え盡きるごと
9
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ゆうくん
雪の香を 運ぶ冷たき 風の川 枯山水の 白き世界に
2
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いちにのパッパ
珈琲のフィルタどこかへもってった?容疑者一歳くびを横にふる
4
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栞
いろいろな感情集めて貼りつけたちぎり絵みたいなあなたとの恋
22
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千春
君の名をぽつりつぶやきその音は所在なくしてぽとんと落ちる
2
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佐々一竹
銀色のレールの上を滑りながら最終列車が近づいてくる
2
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みやこうまし
梅が枝のつぶらな花芽日をおいてふっくら円か春に備えぬ
15
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光源氏
降る雪はむなしき空に迷ひ散り涙帯びたる月をながめり
17
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リンダ
ビニール傘、持ち主おらずぽつねんと揺れる車内で傾いていく
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