恣翁のお気に入りの歌一覧
ゆうくん
冬枯れの 草輝けり 温かに 小春日和の 麗かな日に
2
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大獏
真夜中の蛇呼ぶ笛の律に似た吐き出せぬ声 微笑みに包む
7
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読人不知
君去りし 部屋にゆらゆら 漂ひて シーツの海に 一人溺るる
18
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はな
「東京はあったかいね」と笑ってたあなたの故郷の冬は厳しい
8
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田中ましろ
かたちだけ人に似ていく生きたいと思えば思うほどに色濃く
6
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シュンイチ
どんな顔すればいいのかわからずにコーヒーカップの淵を見ている
25
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紫苑
蒼穹や波頭きらめくこの海のかなたに刻は液化してゆく
8
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せいか
木の橋の古色ゆかしき灯が導く先は過去かもしれぬ
3
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みやこうまし
街中は地下水郷の網の上厳しき京の底冷え招く
8
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まるえふ
父未だ許せぬままの十三忌猪口に酒注ぎ無造作に置く
20
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あそびくも
待つことの切なさよりも帰る人ある喜びを噛みしめる夜
18
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七生
読み返すことなく日記は思い出の最終処分場としてある
6
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悠々
凍蝶のいつまでつづく死のをどりわれも唄はむいのちのかぎり
23
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でくのぼう
優しさを持ちよる二人寄りそへば氷雨降る夜のさしむかひかな
11
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でくのぼう
氷雨ふる礫の町は悲しくて歸郷の望みいまだ叶はず
9
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オカモト カヲル
行き場ない 想いを吐き出す代わりに・・ と 燻らす紫煙に 理由をつける
2
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山桃
冬銀河渦巻き散らす風花にひとひらまじる寒咲きの梅
14
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紫草
凛々として命の小粒ならびおる 梅の小枝の媚ぬが清し
16
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オカモト カヲル
草食と 油断の背後振り向くと キラリと光る 牙を見た夜
2
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幸浦佳
朝起きてすぐにご飯を食べられるあなたの元気を少し借りよう
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