石川順一のお気に入りの歌一覧
舞
北国の雪の便りの懐かしく遠き故郷白雲よゆけ
16
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たけくらべ
いとしくも思ひ秘めたる吾ならば君の情けの苦しかるべき
28
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工藤吉生
警戒の顔をしている店員で会計をする罪悪感よ
2
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詠み人知らず
私が例えどんなに女でもきみは女と見てはくれない
5
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まあさ
小説の続きは宿題かもしれぬ 山崎豊子「約束の海」
16
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inosann
銃弾がからだを貫く心地して車の圧する側溝の音は
19
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緋色
ストーブのタンクが鳴って 宛てのないメール打つ手を温めにゆく
6
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呉竹の憂き節
住みわびぬ死ぬるならひに先立ちて命より憂き世をいかにせむ
8
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滝川昌之
無電柱推進法が可決され 3羽のスズメは何処へ行くのか
5
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桐生賄
師走とは 思えぬような 陽気にて 掃除捗る 洗濯日和
17
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呉竹の憂き節
からことの年にもよらで同じ身ぞ問はれば常に憂しと答へむ
9
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恣翁
梅描きし硯洗へば 庭に咲く花弁 淡く 墨滲むらむ
20
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滝川昌之
延命をするかと聞かれ 首を振る 母の手握る 父の強さよ
16
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みやこうまし
「早よ死ななあんたが楽にならへん」と言ってた妻は微笑みて死ぬ
30
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西村 由佳里
中空の小さいように見える雲ほんとはどうかな大きいのかな
6
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藤久崇
帳開け 朝の陽射しを 浴びてなお まどろみて見る 春の日の夢
14
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滝川昌之
子の運転 平気な顔して助手席で あるはずのないブレーキを踏む
9
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なかしぃ卿
宇宙高く舞い上げられし宇宙船の軌跡は人に見えぬ光よ
3
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なかしぃ卿
歯ブラシの毛先割れたる年月の繰り返したる営み深し
6
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なかしぃ卿
雨音に起こされたりし午前二時暗闇の中雫光らむ
4
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