詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
名鈴
悲しびは 我のみならず それぞれに 満つと知るこそ 大人なるべけれ
18
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舞
雪の積む仄の明るかる闇の夜はひとを偲びて哭くによき夜
8
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恣翁
柚子皮のマーマレードと珈琲の 香は深くして 冬ぞ来にける
15
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KEN
まがつみと 悔いと落ち葉を かき亂し 山犬の群れ 月影を噛む
10
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林林
君からの文に心が沸き立ちて言葉が追いつかなくて幾年
15
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林林
誰ぞ来たる?端に避けつつ振り向けば街灯がわが影を揺らせり
15
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舞
いつ頃か母の歌いし子守唄吾も呟く酔いの寝る間に
6
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名鈴
人のみに 心有りとは 驕りなり 数ならぬものも 確と兆し持つ
43
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横井 信
雨の降る暗い廊下ですれ違いそっと身を引くしずかな呼吸
14
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名鈴
定まれる 世の慣らひにも 疑ひて 他を探るは などてか悪しき
13
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ながさき
人々の 心の底に 秘められたダイヤモンドを 仏性と云ふ
14
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里香
私と君 四つ葉を探し花を編み指輪をつくり取りかえっこした
6
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里香
ゆずらばや 唐紅は 君が色 野草のごとき 我にしあれば
10
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荒野のペンギン
懐かしい あの人が今 目の前を 通り過ぎてく 他人の顔で
14
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ななかまど
ありあまる時間を今日も浪費する角から角へ新聞の旅
13
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西村 由佳里
ぬかるんだ道を行きつつ見やるのは絶えず生まれる無数の波紋
4
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菜々子
絶対に忘れたくない人がいる 被った埃そっと払った
11
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滝川昌之
気忙しき師走の古都の段葛 迎春支度に行き交う人の
22
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KEN
山犬の むくろのやうな 山の背に 月は昇りぬ ほむら色して
13
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横井 信
冬枯れの朝を見届け満たされぬ下弦の月はしずかに沈む
14
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