恣翁のお気に入りの歌一覧
久保田藍人
青黴のごとき生をば過したり こそげ落つとも根こそ残れば
5
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いちにのパッパ
爆睡の五歳に足を乗っけられつぶれて眠る二歳を救出
6
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あまおう
月待ちて孤独と語るこんな夜は蛙なんぞが相槌を打つ
13
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紫草
匂えども泰山木の白い花零れ落ちゆきままならぬ生
15
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のんぼう
気付くわけないじゃん!なんて言いながら うれしはずかし告られた午後
2
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のんぼう
遠くまで行けば何かが見えるかな 大事なものはそばにあるのに
7
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風橋 平
サーベルを磨く 虎さえ逃げるのに月のあなたは立ち濡れたまま
7
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かぐや
山百合の 薫り頼りに 訪ねれば 深山の霧や われを離さず
8
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詠み人知らず
汗だくのTシャツ投げ込む洗濯槽 すでに右手は缶ビールもつ
14
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風橋 平
満月のきれいな夜にわたしたち泡になったとゆめみていたね
14
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紫苑
月かげの著けき夜に贄なりし小鳥の羽はあをく光りぬ
10
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真山千展
さめざめと雨はやさしく泣いているこれから晴れることを知りつつ
4
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真山千展
私を正しく叱り付けている父のこぶしのような雨降る
12
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真山千展
教室の窓を開ければいつだって雨の匂いがしていた五月
4
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五穀米
いち日に一度は祈る父母の未来引き継ぐ我に幸あれ
2
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卯月
ふるさとも今は廃墟となり果てて父のまなこに我は映らぬ
5
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もなca
汝が色を日ごと染めゆく紫陽花の花思わせる蒼き夕暮れ
13
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詠み人知らず
わたつみの海にも潜れあをさぎや月など漁りてみせはせぬかは
18
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善田真琴
走り梅雨打たれ微笑む紫陽花の色を変へつつ生きてともみむ
4
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更紗
二人して海を見ていた 最後の日 言葉はなくて波の音だけ
4
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