藤久崇のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
行く年の雨にほんのり椿咲く手毬のようにまぁるくまるく
13
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灰色猫
春を終え桜も終えて君だけがわかってくれた夢を終えよう
25
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行宮偏(仮之名)
原色の思い出 いまも何事か語る ブラウン管の焼き付き
14
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へし切
神さびぬ 春 緩みゆく 蝶番 扉ひらけば はつなつの風
29
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青き銀椀
これよりは心うかばぬとつねながらうたにさがしてけふもまた生きむ
14
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KEN
しののめに 浮かぶ槻影 亂しつつ 雪消のにほふ 風ひとつ吠え
16
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舞
ゆきずりの をみな全てが 美しく 思えるような 若あゆの頃
11
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灰色猫
伝令を走らせ給え次の世へ平和を願う文を持たせて
28
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恣翁
神さびぬ 春 緩みゆく 蝶番 枝折り戸の庭に 夏 潜むらむ
20
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ななかまど
代掻きの田水の上をつばくらめ吾に見せたり南国の赤
11
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コタロー
滿開の躑躅まつりに子ははしやぎ犬も連れられ匂ひを嗅ぎぬ
10
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コタロー
ほの暗き雜木林の囀がホオジロとして現れ翔びぬ
15
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蔓葵
君がすむはこやの山に出づる月すゑもはるかに世を照らすらむ
22
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滝川昌之
定年の花束抱いて妻の元帰るくらいが俺の退位さ
22
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横井 信
梢から落ちる雫を受け止めてそっとうかがうツバメ舞う空
17
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コタロー
新しい令和の扉開かれて天皇皇后國民歡喜
12
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吉野 鮎
あま音に令和の零時は起ち上り祕めやかにカミ闇を濡らしむ
17
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芳立
浩き世や春の宮よりけふまして夏の繁りをしろしめすべし
7
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行宮偏(仮之名)
フィールドの布陣みごとに態勢を整え笛のいまかいまかと
14
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千映
町内の道行く人に愛されて今年も八重の桜ほほ笑む
13
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