速魚のお気に入りの歌一覧
弥栄成就
花愛でる君の横顔輝きていかな花より見惚れるなり
8
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横井 信
開け放つ小さな窓を抜けて行く風は涼しく早い夕食
11
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横井 信
汗を掻き何を目指して歩いてたエノコログサの揺れる夏の日
12
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灰色猫
十字架を引きずりながら下校するひとりぼっちの少年の旅
10
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恣翁
五月雨は止むまじとかや 雪白の 南天の花 散り尽くすまで
18
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さえね
潮騒の下田の海の浜に出てまなこ閉じれば百年過ぎる
7
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恣翁
薄暮れの庭に 雀の多く来て 遊ぶ春の日 長くなりけり
16
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滝川昌之
ねえ誰かオリンピックのチケットをマスクに交換してくれないか
18
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横井 信
窓側の頬にぬくもり感じれば緑に芽吹く大地のちから
12
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灰色猫
ゆきどけの冷たい水を恐れつつ素足を浸し魚になるの
11
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名鈴
人のみに 心有りとは 驕りなり 数ならぬものも 確と兆し持つ
43
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灰色猫
父親が残した庭の棕櫚の木は威風堂々折れずに耐えた
29
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灰色猫
風でした父が残したさよならが空へ消えゆくさよならでした
20
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藤久崇
我もまた 寄る辺に巻ける 瓜の花 恵みの露に 倶に今咲く
21
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藤久崇
雨風の 乱れも未だ 十五夜や 昔の月と いうは易きも
18
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藤久崇
学び舎の 夢の通い路 馳せゆけば 友は昔の ままにありけり
54
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夢士
うたのわを暫し離れて砂糖きびざわわざわわと孫連れ散歩
18
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詠み人知らず
気休めは憚られたり 鉛ほど重たき話打ち明けられて
16
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へし切
山の蝉 姿をやよし うつくしと鳴くなるそらは 秋にやあらむ
27
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恣翁
椽に続く障子の破れに 囁ける風の音寂く 秋は来にけり
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