恣翁のお気に入りの歌一覧
あまおう
ぼくを待つ姿が好きであと少し傘に紛れてきみを見てたい
36
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七霞
目の前の青き海辺と砂浜を少年の日の君が駆けゆく
8
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七霞
夏来むと押し殺すように蝉の鳴くまだ梅雨明けぬ曇りの朝に
6
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詠み人知らず
角盥うつせぬ星を知るや君いとなみはるかに浮かぶ梶の葉
20
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更紗
くちなしの甘い香りは誰のため 雨に打たれてなお匂いたつ
4
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みやこうまし
砂利を打つ人の足音うすら聞き道辺のベンチで安らぎ眠る
9
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みやこうまし
緑陰のベンチで昼寝目覚めれど動かぬままに風に浸かれり
7
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もなca
たっぷりとお日さま浴びて赤くなる庭のトマトが輝いて夏
22
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桜園
線香の煙墓石の文字の上漂いながら昇りゆきたり
7
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桜園
新しき墓石の上を跳び跳ねる蛙一匹そっとしておく
12
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五穀米
X線白く遮断しわが背骨健康と言う範疇にあり
4
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詠み人知らず
生涯を他人で過ごす二人なら 互いの秘密に触れたりしない
26
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光源氏
しとやかな酔ひにつやめく舞ひ扇柳のゆらく夜の祇園に
15
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紫苑
ボンジュール・トリステスとふ午後の夢 素足に消ゆるサンダルの跡
9
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いちにのパッパ
「じゃあまた」と小さくなってゆく父の背を最後まで思わず見ていた
3
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舞
子供らが駆け登りゆく坂の先大人に見えぬ風景がある
8
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ふきのとう
夕暮れて犬と連れ立ち散歩するわれら照らさむ沈みゆく日は
14
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風橋 平
河口まで行かずにあればゆふやみは暗みきはまる広瀬川の果に
12
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五穀米
炎天の銀座の片隅公園に待機のビジネスマン五、六人
2
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詠み人知らず
進物のカルピス届く隣家から お裾分けにと貰うオレンジ
15
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