恣翁のお気に入りの歌一覧
もなca
気がつけば我が身の丈を追い越して空あおぐ先に揺れる向日葵
11
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浅草大将
黙しつつ祈るこころはひろ島の空にうらみの浪や立つべき
27
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あさゆめ
残されて独り書を読む黄昏の思ひのかげをなれや知るらむ
5
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蓬ヶ杣
ユピテルとトールが見つめる天の川 恋人たちに贈る遠雷
4
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falcon
動員の数を競いしその昔の愚かを笑い原発燃ゆる
9
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舞
並び立つ墓石のごときビル達の陰より出でる宵の人群れ
5
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うさぎ
「きれいだね」初めて君に言われたからしばらく髪は切らないでおく
5
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紫苑
をみなへし群れ咲きにけり置くつゆのたもとに誰をまつ虫のこゑ
12
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詠み人知らず
頸椎の凹凸なぞる指先に 君の命が流れてきたよ
13
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たんぽぽすずめ。
右ひじの裏のほくろがハート型ですから強き石川佳純
13
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紫苑
この夏も死者に連なる人のありドームの間に蝉声とよむ
12
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あさゆめ
英国は汗と涙に輝けり勝つとも負くとも清くこそあれ
3
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桜園
水をまく夕べの庭に雨のなく乾きし土の匂ひ立ちたり
29
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横雲
うだる日の浴衣涼しき後ろ影素足の君に若き日偲ぶ
5
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もなca
一面の青田を揺らし吹き渡る風の形にうねる青波
14
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晴流奏
かき氷ひとくち舐めて君を見て今日は笑ってばかりの僕ら
9
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晴流奏
背に苔が生えた大きな亀を見るとろりと濁る池の水面に
8
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ふきのとう
つるつると喉ごしとおる素麺に生きる心地の真夏の昼餉
9
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聴雨
陽と風のとけ合ふ夏の片隅に二胡の音そふる昼下りかな
6
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工藤吉生
亡き祖父によく似たひとが「青汁で助かってます」と棒読みで言う
6
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