恣翁のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
吸うほどに苦さが増して別れた日滲んで消せず熱き指先
13
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光源氏
虫除けのスプレーかけてひと安心エイト・フォーだと後で気がつく
4
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ふきのとう
鶏頭はビロードのごと紅に艶やかさ増し気高く咲ける
12
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光源氏
秋の野にすずろ群れたつ女郎花我がうらぶれの果てを見むかな
15
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みやこうまし
鬼灯を口に含みて鳴らしつつ遠き昔の我が家を思う
15
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もなca
うす青の空の高きに漂える雲ひとひらとまがう月影
9
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しまじま
金色に 染まるうろこを きらめかし 秋の夕べの 雲はたなびく
5
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しまじま
往く夏を 惜しむがごとく 鳴き止まぬ 蝉の音響く 長月の朝
1
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りも
前進の足枷になるプライドを打ち砕きたいこの俺の手で
3
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夏恋
想い出になりかけた頃現れてわたしの胸に波紋を投げる
3
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五穀米
ためらいの確信に変わるその時を待たれよしばし我が想いびと
7
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横雲
嬉しきや番ひの秋津流さるる刈田吹きゆく風に任せて
2
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聴雨
秋なかば色なき風にとけゆきぬ臥し初むる日も予後の名残も
10
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詠み人知らず
親は子を選べないのと同じこと子にも親など選べないから
5
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詠み人知らず
しあわせも不幸もすべて君たちが 決めてきたのだお誕生から
5
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善田真琴
身を削り光の粒子降り注ぎ徐々に痩せゆく下弦なる月
3
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五穀米
群れ離れ群れを見つけてまた馴染む転向は罪とゆめ思わざり
3
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五穀米
作歌数より選歌数勝りおり我を導くゆくえにありしか
2
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紫苑
秋めけば火灯し頃をはかるかに二つ三つとて虫鳴きはじむ
6
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恵
ざわざわと響き揺れゐる小手鞠よ我の心によく似ておりて
6
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